2006年10月28日 (土)

マイケル J フォックスさん

米国では中間選挙の最中だそうですが、ハリウッド俳優で現在パーキンソン病を患っているマイケルJフォックスさんがミズーリ州上院の民主党候補Claire McCaskill氏を応援するCMに出演し、話題になっているようです。

CMはYoutubeでもみることができますが、同候補を支持することが難病に苦しむ人々を救うことにつながるというようなアピールをされています。コメントの中でフォックスさんはよく身体を動かしていますが、これがパーキンソン病の特徴的な症例です。

彼はパーキンソン病との格闘の日々を綴ったLucky Manというベストセラー書を著したりと、この難病ついて熱心な活動を行っていることが知られています。今回のCMも活動の一環でしょうが、このように病状を明かして出演するというのはとても勇気のあることだと思います。

これについては、対立候補から「病気を売りにしている」と批判されている様子。しかし、毎度のことながらアメリカの選挙戦は対立候補の叩きあいがすごいですな。スピーチもドキュメントもまず相手をけなすことから始まるのが普通みたいです。

これはもう一種のエンターテイメントだと思います。
「けなしあいに勝ったほうが強い」ということなんでしょうか。筋肉質な国ですなあ。

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2006年9月11日 (月)

国産野菜リバイバル!?

スーパーの野菜調達、中国以外を拡大・残留農薬規制強化で

先週末に大阪で偉い方々がお集まりになる会合に参加させていただく機会を得まして、いろいろお話を聞いてまいりました。なかなか普段聞けない話だったのでとても勉強になったのと同時に、普段お会いできないような方々と名刺交換させていただき、恐縮ばかりの数時間でした。「仕事ください!なんでもやりますよって!!」と売り込めればよかったんでしょうが、周りの雰囲気に呑まれて思うようにできませんで、自分もまだまだペーペーだなあと思い知った次第。

しかも、今日、その名刺交換いただいた方から仕事の問い合わせのお電話をいただき、「ホームページ拝見したんですが、まだ作成中なんですねえ。」と早速痛いところを突かれました(^^;ほんまはよ自分のホームページつくらないと。。。

まあ、そんなわけでサイトに何書いたらいいんだろうなあと思いつつ、今日もブログを更新しております。

さて、上の記事ですが、最近農業関連の案件を受けていることもあって、こういう記事に敏感になってきています。残留農薬のポジティブリスト制度というのは、農産物の残留農薬について、その農産物に規定されていない農薬がわずかでも(0.01ppmを超えて)検出された場合には、食品衛生法違反となる、という制度です。

この制度は平成18年5月から施行されていて、それ以前の制度では規定外農薬については基準値が設定されていませんでした。つまり、規定外農薬が何百ppmかかっていようと違法にはならなかった、いわゆる「ネガティブリスト」だったわけです。これが今回改正されて、規定外農薬の基準値が全て0.01ppmに設定されたわけですね。

なんや~ええことやないか。と思えますが、実はこれは流通業界にも農産業界にとっても大変なことなんです。

何が大変なのかというと、まずこれに違反した場合は一定期間の出荷停止などの措置がとられます。これは生産者にとって大きなダメージですが、それを販売した小売店などにも損失となります。それに、出荷停止後も大きく信用を損なうため、実質一度違反した農家は今後市場に農産物を出荷できない可能性も考えられます。今回の改正でそのようなリスクが極めて身近になったということがいえます。

さらに、この制度で言う0.01ppmというのは相当やっかいな数字です。ppmは農産物あたりの農薬の量の限度を表す単位で、0.01ppmというのは、農産物の重量あたり1億分の1という意味になります。つまり、カボチャ1kgあたり0.01mgというわずかな量が検出されただけでアウトということです。

それだったらカボチャに規定されている農薬だけマジメに使えばいいやん。と言われるかもしれませんが、そう簡単ではないのです。通常、畑ではいろいろな作物が区分けして栽培されているわけですが、それらに使う肥料も農薬も様々あります。このような状況では、例えば、カボチャのとなりで白菜をつくっていて、白菜の農薬が風に流れてカボチャにかかってしまう、ということも珍しいことではありません。

このような飛散(ドリフト)の場合であっても残留農薬として検知された場合は違反となります。そう考えると、生産者は農薬の取り扱いに今まで以上に慎重にならないといけません。たった一回の不注意で今後一切の作物を作れなくなる状況に追い込まれるかもしれないからです。

生産者に対しては、JAなどが各地で残留農薬についての講習会を開催するなどして注意を呼びかけているようですが、実際の農作業で完璧にこのルールを守るためには、相当の設備投資なり技術なりが必要になってくると思います。先の記事のように制度改正によって、国産野菜が見直されてくるのはいいことですが、生産者に対するケアサポートも同時に進行させていかないと、生産者が苦しい思いをするだけになってしまうかもしれないので、心配です。

ITコンサルとしては、このようなケースにITが活用できないかと考えるところですね。こういう精密な局面にこそコンピュータを駆使することにメリットがあるように思います。が、まだ具体的なアイデアが湧きませんw

まあ、もしかしたら風呂にはいってるときにでも思いつくかもしれませんというところで、今日はこのへんで。

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2006年8月18日 (金)

テストの点は金で買えるか?

高額納税者優遇 子供の入試に得点加算 福建省の市

福建省ショウ州市は、私営企業の高額納税者の子供を対象に、高校の一般入試の得点を20点加算する政策を始めたそうです。300万元以上の高額納税者の子供が+20点の特典を得られたそうですよ。ほんとすげえな中国は。

要は金が全てだということなんですね。福建省というところは、華僑を多く出している地域でもあり、中国の中でも特にそういう意識が根付きやすいところだとは思うんですが、なんともステレオタイプです。つーか政策として公然と「教育」という要素そのものを無視しているところが潔いというか、すごいですね。「金儲けが悪いことですか!」と叫んで逮捕された人なんかにとっては、こういうところが理想郷なんでしょう。

ショウ州市では他にも、有料道路を2年間無料にするとか、私営企業者に対しての優遇策を打ち出しているようですが、これらの背景としては、市内から資産が流出することを避ける狙いがあると思います。高額な税金の納付を課せられた経営者としては、当然税金を納めたくないわけで、「税金払うくらいなら香港あたりに財産移動してやるわ~」とかなるはずです。市としてはそれは困るわけで、とにかく税金を払ってもらうための苦肉の策と言えるかもしれません。まあたしかに、これくらいしないとケチな金持ちは見向きもしないかもしれませんな。

日本ではこういうことは「あり得ない」ってレベルで受け入れられないでしょう。「教育」という分野は聖域視されていますからね。しかしタテマエや理想論は別として、「本音」ベースで言うと、ある意味本質を突いた政策なのかもと思ったりもします。「テストの点は金で買えるか?」日本でも数年後に議論してみると面白いかもしれませんね。

「金持ちが特権を持つのは仕方がない」と言う中国中流のあきらめの声というのも興味深いです。あきらめなんでしょうか?今の中国の空気を肌で感じてみると、それが当たり前という社会になっているような気もします。ともかく、この政策も中国人の金儲けに対する意識を煽るものになるでしょう。中国の経済活動も活性化のスピードは益々速くなるという判断材料になるかもしれません。

中国の経済が加速する中で生まれる中国独自の経済進化のゆくえと、貧富の差が広がっていく中でも社会構造や文化の変化。これはとても興味深いです。できれば近いうちに上海あたりに行きたいもんです。

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