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2008年3月21日 (金)

利用規約改定でおもったこと

先日書いたmixiの利用規約ですが、改定されたようです。
mixi内には利用規約に関するFAQも設けられ、ユーザーへの理解を促しています。
まあこれで一連の騒ぎはおさまるんじゃないでしょうか。

結果的に実施前の利用規約はユーザーの意見を反映してブラッシュアップされた形になったわけで、これはいいことだと思います。しかし、その結果以前にこれだけユーザーが敏感に反応することになった(=ユーザーの意識とかけ離れた)旧利用規約がなぜリリースされたのか、というところには疑問が残ります。

それについても様々な憶測があるようで、株価操作のために意図的にやったとかいう陰謀説まであるみたいですが、ボクは意図的なものじゃないような気がします。こんなユーザーを巻き込む騒ぎを起こして操作するなんて賢くないですからね。

これは個人的に思ったことですが、これは急成長した大企業ならではの統制のとれてない業務の結果なんじゃないかと思います。この記事の1番目のコメントスレッドに概ね賛成です。そんな気がします。

仕事柄、いろいろな企業のいろいろな業務のやり方を見るわけですが、大きな企業の場合ほど業務について全体の意思疎通が難しくなり、本来的目的とは異なる結果を出してしまうことがあります。mixiの場合、急成長した会社ですから企画部門や法部門の連携が薄く、各々が各々の専門分野のみを考えてリリースした結果、サービス全体の本来的意図やユーザーの意識をほとんど鑑みない結果を生み出してしまった。ということなのかもしれないな、と思います。

もう少し悲観的に考えると、そもそも企業全体的に、各部門ごとの責任範囲がガッチリ決まっていて、それ以外のことはする必要がない。という社風だということも考えられます。若い会社にはそういうことを高らかに誇っている会社も多いですね。

前者も後者も仮の話ですが、もしそうであればこれは反省の必要があるでしょう。
そういう体制が良い結果を生まないということの証明が、今回だということです。

 

センターコントロールが効いていない業務体制というのは、どんなにしっかり業務フローを設計していても、必ず綻びを生じます。これはシステム開発においても同じことが言えます。要はどんな仕事でも一本筋の通った人が業務全体を見渡せる位置にいることが必要だということです。

なぜか?と聞かれると理由はたくさんあるし、完璧には答えられないんですが。要は人間どうしが様々な立場で仕事をしている中で、「本来の目的を忘れず、それに向かうよう導く仕事」というのが必要なんだと思います。

大勢で仕事をし、組織が複雑になり、各スタッフの仕事が専門化すればするほど「元々なぜその仕事をするのか」ということを意識しにくくなります。本来の目的を意識できないから、そこから外れた結果を出してしまうわけですね。

そうならないように常に全体を見渡して、業務の本来的目的を達成できるようコントロールする仕事。これが重要なんだと思います。これが本来の社長や重役の仕事だと思います。特に情報サービスではサービスに対して明確な指針や意思を持ったコントロールが必要です。スティーブ・ジョブスというカリスマが復活してからのアップル社で当たりが続いたのもカリスマの意思による全体のコントロール、というのが鍵だったようにも思えます。

mixi社の業務体制がどのようなものかは知りませんが、もし上記のような感じであったならば、中央に座る人が社内全体を一つの意思にまとめ上げられるコントロールをするほうが息の長い商売ができるかもしれません。

息の長い商売がやりたいのならばねw

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