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2008年3月28日 (金)

Google Docs Offline (テスト版)をためしてみる

数日前にTrusted Tester向けにメールでアナウンスがあったのですが、時間が無くて試してませんでした。
Google Docs Offline。つい先日Google DocsのアップデートがあってUIとかいろいろなところが便利になりましたが、このオフライン機能がリリースされたら画期的なアップデートになることは間違いありません。ずっと待ってましたコレ。

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仕様としては、誰もが予想したとおりGoogle Gearsを使ってオフライン状況下でもドキュメントの作成を可能にし、オンライン時にアクセスしたときにドキュメントの同期を行うという仕組みです。Google Gearsがリリースされてからかなり経っているという事からは「やっとか~」という気持ちがありますが、Gearsでの開発はかなりクセがあることが各所で言われていること、そもそもWEBアプリのオフライン化自体がかなり敷居の高い技術であることを考えると無理も無いなと思います。

しかし、テストドライブというフェーズに入ったということで、もうちょっとしたらリリースなわけで期待が高まります。リリースされたらたぶんMicrosoft Wordは滅多に使わないソフトになると思います。

まあ、そんな前置きを考えながら現在のテスト版を使ってみました。
一応注意事項ですが、現時点(2008/3/28)のテスト版はTrusted Testerのアカウントのみで評価できるようになっているらしく、通常は評価できません。ボクはTrusted TesterなのでGoogle Docsチームからアナウンスをもらって評価させてもらっています。
たぶんこのフェーズが終了したらベータ版のリリースになると思います。それまでは心待ちにしておいてください^^

さて、オフライン機能のセットアップですが、まずはGoogle Gearsをインストールします。すでにインストールされている方はGearsのサイトでインストール済みであることを教えてくれるのでインストールの必要はありません。

Gearsをインストールした後で、Google Docsにアクセスします。
右上のメニューの[設定]をクリックします。
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言語をEnglish(US)に変更して保存します。
現時点ではオフライン機能は英語インターフェースのみで提供されています。
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Docsの右上のメニューに Offline というボタンが表示されるので、クリックします。
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すると、Offlineのセットアップダイアログが表示されるので[Enable Offline Access]をクリックします。
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Google Gearsの使用許諾画面が表示されるので[Allow]をクリックします。
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Google Docsのショートカットをデスクトップに作成するかどうかを聞いてきます。どちらでもいいですが一応[Yes]をクリックします。
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Google Gearsが起動し、Docsのドキュメントのチェック作業を開始します。
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プログレスバーでチェックの進捗を確認できます。
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チェックが終了すると、次にドキュメントの同期作業が行われます。
これはしばらく時間がかかります。ドキュメントデータの量によるんでしょう。
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同期作業が終了します。
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[Setting]ボタンをクリックしてみます。
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現時点では”デスクトップにショートカットを作成する”、”オフラインアクセスを中止する”の2つが選択できるようです。[Reset my offline access]を選択すると、オフライン機能が削除されますが、再度セットアップすれば使用可能になります。
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一旦オフラインにしてドキュメントを編集してみました。
オフライン編集中は下のようにオフラインモードであることを知らせるメッセージが表示されます。安定稼動後もこういうメッセージが必要かどうかはいろいろ意見が分かれそうですが、少なくともテスト版の現在では必要ですね。
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オフラインでドキュメントを編集保存後、オンラインにしてDocsの画面を再読み込みすると、"Synchronizing documents..."が動き始めました。
同期完了後に編集したドキュメントを開いてみると、オフラインで編集した部分は反映されています。すばらしい!感動です!

Google Docsがオフラインで利用できるとなると、ネットが利用できない環境で作成されたデータもある程度シームレスに共有できるわけで、一見地味なことですがすごく利便性が向上しそうです。

早くリリースしてほしい機能ですが、テストフェーズだけあってまだ不安定な模様。さっきもしばらくそのままほっといたら同期がうまくいかなかった、みたいなエラーが表示されていました。せっかくテスターなのでエラーのタイミングが分かったらGoogle Docsチームにフィードバックしようと思います。

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2008年3月21日 (金)

利用規約改定でおもったこと

先日書いたmixiの利用規約ですが、改定されたようです。
mixi内には利用規約に関するFAQも設けられ、ユーザーへの理解を促しています。
まあこれで一連の騒ぎはおさまるんじゃないでしょうか。

結果的に実施前の利用規約はユーザーの意見を反映してブラッシュアップされた形になったわけで、これはいいことだと思います。しかし、その結果以前にこれだけユーザーが敏感に反応することになった(=ユーザーの意識とかけ離れた)旧利用規約がなぜリリースされたのか、というところには疑問が残ります。

それについても様々な憶測があるようで、株価操作のために意図的にやったとかいう陰謀説まであるみたいですが、ボクは意図的なものじゃないような気がします。こんなユーザーを巻き込む騒ぎを起こして操作するなんて賢くないですからね。

これは個人的に思ったことですが、これは急成長した大企業ならではの統制のとれてない業務の結果なんじゃないかと思います。この記事の1番目のコメントスレッドに概ね賛成です。そんな気がします。

仕事柄、いろいろな企業のいろいろな業務のやり方を見るわけですが、大きな企業の場合ほど業務について全体の意思疎通が難しくなり、本来的目的とは異なる結果を出してしまうことがあります。mixiの場合、急成長した会社ですから企画部門や法部門の連携が薄く、各々が各々の専門分野のみを考えてリリースした結果、サービス全体の本来的意図やユーザーの意識をほとんど鑑みない結果を生み出してしまった。ということなのかもしれないな、と思います。

もう少し悲観的に考えると、そもそも企業全体的に、各部門ごとの責任範囲がガッチリ決まっていて、それ以外のことはする必要がない。という社風だということも考えられます。若い会社にはそういうことを高らかに誇っている会社も多いですね。

前者も後者も仮の話ですが、もしそうであればこれは反省の必要があるでしょう。
そういう体制が良い結果を生まないということの証明が、今回だということです。

 

センターコントロールが効いていない業務体制というのは、どんなにしっかり業務フローを設計していても、必ず綻びを生じます。これはシステム開発においても同じことが言えます。要はどんな仕事でも一本筋の通った人が業務全体を見渡せる位置にいることが必要だということです。

なぜか?と聞かれると理由はたくさんあるし、完璧には答えられないんですが。要は人間どうしが様々な立場で仕事をしている中で、「本来の目的を忘れず、それに向かうよう導く仕事」というのが必要なんだと思います。

大勢で仕事をし、組織が複雑になり、各スタッフの仕事が専門化すればするほど「元々なぜその仕事をするのか」ということを意識しにくくなります。本来の目的を意識できないから、そこから外れた結果を出してしまうわけですね。

そうならないように常に全体を見渡して、業務の本来的目的を達成できるようコントロールする仕事。これが重要なんだと思います。これが本来の社長や重役の仕事だと思います。特に情報サービスではサービスに対して明確な指針や意思を持ったコントロールが必要です。スティーブ・ジョブスというカリスマが復活してからのアップル社で当たりが続いたのもカリスマの意思による全体のコントロール、というのが鍵だったようにも思えます。

mixi社の業務体制がどのようなものかは知りませんが、もし上記のような感じであったならば、中央に座る人が社内全体を一つの意思にまとめ上げられるコントロールをするほうが息の長い商売ができるかもしれません。

息の長い商売がやりたいのならばねw

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2008年3月20日 (木)

スローブロガー

ファーストブロガーとスローブロガー

まあ、時勢における反論と言うのは常にあるわけで、こういうのもその一つだと思うのですが、そういう意味でも興味があります。

まあ、ブログというツールを使えば手軽に記事をWEBに公開できるわけですが、だからといって速く書かないといけないというわけではなく、ましてや情報が粗雑であってもかまわない、というわけでもないでしょう。事実、情報を検索する一ユーザーの立場からするとアクセスアップのためにキーワードだけ羅列されたブログや不正確な情報なんかはネットで調べ者をする上で邪魔です。

ストイックに考えると、ネットで記事を公開するという行為には当然その行為に責任があるわけで、その記事の情報にも責任を負うべきです。それは例えば新聞記者が記事情報に負うべき責任と同じようなものだと思います。そういう意味ではある程度ネットで記事を公開する再にはある程度情報の精度を確かなものにしたほうがよいとも思えます。

そう思うのはボク自身が一つの記事を書くのに時間をかける方で、憶測や噂の感想なんかをあまり考えずに書いたりするのが好きじゃないからだと思います。この辺はネットを使う目的や嗜好によるところで良い悪いの問題ではないと思います。先の記事にあるように、どちらに価値を見出すのか?ということですね。

ファーストブロガー、スローブロガーは今後もごく自然に両立していくでしょう。
今後ブロガーの数自体が増えていけば、それぞれでマーケットが確立されていくでしょうね。
ボクはどっちかというとスロー派でしょうかね。

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2008年3月18日 (火)

ほぼ10年ぶりに行ってみると懐かしかった

昨日、とても久しぶりに我が母校龍谷大学へ訪問しました。
まあ10年ぶりくらい。JR奈良線なんて使ったのもほぼそれくらいぶりですね。道中の風景もなんとも懐かしいものでした。

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教鞭を執っておられる教授と、案件のお伺いに行ったんですが案件以外に学問的な話で盛り上がって打ち合わせの半分はそっちの話をしてました。午前中に行ったのに帰りは夕方になってしまいました。でもすごい充実しました。楽しかった~。

とても天気がいい日だったので、教授にキャンパスの変わりようを案内していただきました。ボクが卒業してすぐに大きなリニューアルがあったせいもありますが、けっこう景色が変わっていました。しかし、キャンパスの空気感は変わってなく、歩いているとまだ学生なんじゃないかな~と感じました。全然勉強せずキャンパスに入り浸るような学生じゃなかったんですが、なんか身体は覚えているんだなと思いました。

懐かしかったし、仕事の件も面白そうなので行ってよかったです。
しっかり仕事してまた打ち合わせに行きたいと思いました。

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2008年3月 4日 (火)

著作権というのは難しいですが、これはいかがなものか

ミクシイはあなたの日記をあなたに無断で商品化します

この利用規約は平成20年4月1日から施行されるようで。
これは少しいかがなものかと思います。

この18条については、施行までの間さまざまな議論を呼びそうです。
著作権というのは大変難しいものなんですが、こういった情報交流を目的とするサイトにおいて、実質一切認めないという規約はちょっと乱暴ではないでしょうか。

且つ、”13条 ユーザーの責任”では、投稿自体の責任はユーザーに帰属するとあります。

つまりこれは、

サイトに都合の悪い投稿、または投稿によって起こった問題事件に対する賠償責任はユーザーがしなければならない。

投稿物についてユーザーに著作権はないけれども、例えば記事を投稿したことが原因で刑事事件が発生した場合、ユーザーは投稿した責任を負わなければなりませんよ。

でも、商業利用できそうなくらい優良なユーザーの投稿があった場合は、それをミクシイが編集し販売して、利益を上げることができます。

しかし、その投稿者であるユーザーに著作権はないので、著作権者はミクシイと設定することができ、よってユーザに対価を支払う必要はないです。

こういう風に解釈できるんじゃないでしょうか?

前半部分は13条を解釈したもので、良心的に許容できることだと思います。
しかし、18条を解釈した後半部分はなんだか納得がいきません。”制作者の権利”が全くないですよね。

制作物に対する権利を主に制定している特許法などの知財関連法。この中に著作権法も含まれるわけですが、これらをざっと見ると、制作者側に対する権利というのはけっこう大きく認められていることに気づきます。特許法では、企業のサラリーマンが発明したものはの特許は、原則的に発明者たるサラリーマンのものとされています。

制作物について、その制作者は責任を負うのと同時に、利益権も有するというのが法的にも通念的にも妥当だとボクは思います。しかし、上記の解釈をしてみると、責任は負ってもらうが利益権はあげません、と言われているように思えてきます。

このブログはココログで書いていますが、ミクシイの日記として表示されるように設定してあります。つまりこの利用規約が施行されて以降、ミクシイの日記として表示されるボクのブログの情報はミクシイによって改変されてどこかに転載される可能性があることを示しています。それだけでなんだか気分が悪いですね。

ちょっと気になってココログの利用規約も読み返してみたんですが、著作権は原則ユーザーに帰属するようです。しかし、ユーザーによって外部に表示するよう設定された情報はこの限りではないと。ミクシイ日記として設定しているということは、これに当たりますね。

つまり、ココログで書いていても、それをミクシイの日記に設定していれば、ミクシイの利用規約に準拠しているということになります。
加えて、プロフィール等の情報も同様だということですよね。

まあそんなこんなを考えた結果、4月までにミクシイの利用をやめようと思います。
5年くらい前に親切に誘っていただいた方にお詫びをしないといけませんね。
あと、友達にもことわっておかないと。

ってそういう風に考えている人も多いんじゃないかと思いました。

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