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2007年4月 5日 (木)

開発を愉しむということ

今日の仕事をかたづけてから、ぶらぶらネットサーフィンなどやってましてOS開発の愉しみという記事を読んでいたらコメント欄に本当に30日でOSが出来上がるのかを試してみるBlogへのリンクがあり、さっきまで読んでいました。

一年前に完結しているブログですが、非常に興味深く読ませてもらいました。
お話の内容は『30日でできる!OS自作入門』という本を読んで本当に30日でOSができるかどうかを試した記録になっています。

30日でできる! OS自作入門 Book 30日でできる! OS自作入門

著者:川合 秀実
販売元:毎日コミュニケーションズ
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この本ですね。ボクもAmazonのウィッシュリストに長い間はいってる本なんですが、仕事に必要な本を買うのが先行してて順番を待っている一冊です。

ブログはおもしろおかしい感じの文章もステキですが、いちプログラマとして開発とそれを記録することを愉しんでいる感じがとても気持ちいいです。こういうのを見ているとデスマーチだとか徹夜の連続だとかソフトウェア開発はしんどいと言われていることがウソのようですね。

ソフトウェア開発を生業としていると、「たのしい」開発と「そうでない」開発についてつど考える機会があったりします。同じような仕事をしていても、たのしいときとそうでないときははっきり分かれます。なぜそうなのかは分析できてないんですが、ひとつ言えるのは自ら率先して取り組んだプロジェクトは概ねたのしいです。先のブログの著者のように。

基本的に会社勤めのプログラマは自ら企画設計してソフトウェアをつくることは少ないでしょう。大きなシステムの一部を担当するような仕事ならなおさら少ないと思います。そういう受動的な開発の中で仕事である開発を愉しむことは容易ではないかもしれません。しかし、ボクはそういう中でも何かひとつでも愉しめる要素を見つけだして愉しむことが重要だと思っています。なぜなら、愉しむことで生産されるソフトウェアの品質が向上すると思うからです。

例えば、ソフトウェアの中の汎用クラスをできるだけ抽象的に設計してコーディングすることを愉しんだり、既存のクラスを適切に継承することで自前のコードができるだけ少ないクラスをコーディングしたり、そういう愉しみ方は結果としてできるプログラムの質を高めることにつながると思います。それをすることで給料が上がるわけではないし、残業が減るわけでもないのですが、長い目で見ればバグを減ったりデバッグ・メンテナンスがしやすいコードをつくることになるはず。結果としてソフトウェアの質に貢献し、自分も幸せになれるかも、と思ったりします。

プログラマは、プログラムコードを自由に表現する権利を持っています。その権利の範疇で思いっきり羽を伸ばす快い感覚がやみつきになってそれを仕事にした人は多いはずです。そして忙しさと疲労でそれを忘れてしまっている人も多いはず。そういう人は先のブログの著者のように、充実した時間を作ってみるのがいいかもしれません。そういう時間が仕事の中に組み入れられればより良いですね。

ITニュースのコラムなんかでさんざん書かれているように、ソフトウェア開発の仕事はハードワークです。設計書に埋もれながらPCファンのノイズをBGMにして夜明けを見るような仕事の中で、それくらいの愉しみがあっても文句は言われないと思いますよ。

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