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2006年11月27日 (月)

玄箱 - PHPをインストールしてみる

PHPは動的なWEBページを制作するために開発されたプログラミング言語です。データベースと連動するWEBシステムなんかを開発するために適している言語なので今でも人気が高い言語ですね。一般的に企業系の大規模なシステムやバックグラウンド処理が多いシステムなんかはJavaで開発され、中規模な企業系システムはPHPで開発されるケースが多いように思います。

ボクはPerlを好んで使うので、WEBシステムを開発する際はあまりPHPは使いません。しかし、オープンソース系のWEBシステムにはPHPで開発されたもので秀逸なものが数多くあります。それらを使ったりカスタマイズしたりするためにPHPは必要ですね。

というわけで、玄箱にPHPをインストールしてみましょう。ここでは、あらかじめApacheとMySQLがインストールされていることを前提にしています。インストールされていない場合は、ApacheをインストールしてみるMySQLをインストールしてみるを参考にしてインストールしてください。

まず、aptでPHPと関連モジュールをインストールします。

---
# aptitude install php4 php4-mysql php4-pear php4-gd libapache-mod-php4
---

libapache-mod-php4 の設定で、httpd.confを上書きするかどうかを聞いてきますが、ここでは「install the package maintainer's version」を選択して上書きすることにしましょう。

次にphp.ini を編集します。

---
# vi /etc/php4/apache/php.ini
---

mbstringセクションを以下のように変更します。
===
[mbstring]
; language for internal character representation.
mbstring.language = Japanese  ← コメントをはずす

; internal/script encoding.
; Some encoding cannot work as internal encoding.
; (e.g. SJIS, BIG5, ISO-2022-*)
mbstring.internal_encoding = EUC-JP  ← コメントをはずす

; http input encoding.
mbstring.http_input = auto  ← コメントをはずす

; http output encoding. mb_output_handler must be
; registered as output buffer to function
mbstring.http_output = EUC-JP  ← EUC-JPに変更しコメントをはずす

; enable automatic encoding translation accoding to
; mbstring.internal_encoding setting. Input chars are
; converted to internal encoding by setting this to On.
; Note: Do _not_ use automatic encoding translation for
;       portable libs/applications.
;mbstring.encoding_translation = Off

; automatic encoding detection order.
; auto means
mbstring.detect_order = auto  ← コメントをはずす

; substitute_character used when character cannot be converted
; one from another
mbstring.substitute_character = none;  ← コメントをはずす

; overload(replace) single byte functions by mbstring functions.
; mail(), ereg(), etc are overloaded by mb_send_mail(), mb_ereg(),
; etc. Possible values are 0,1,2,4 or combination of them.
; For example, 7 for overload everything.
; 0: No overload
; 1: Overload mail() function
; 2: Overload str*() functions
; 4: Overload ereg*() functions
;mbstring.func_overload = 0
===

/var/www/phpinfo.phpを作成して、内容を次のようにします。

===
<? phpinfo(); ?>
===

WEBブラウザで玄箱のIPアドレスにアクセスし、phpinfo.phpにアクセスします。
各種設定が正常であれば、完了です。特にphp.iniで変更したmbstring、mysqlセクションを確認してください。

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2006年11月21日 (火)

Macとウイルス

先日ぼんやりテレビを見ていたら、MacのCMが流れました。
それがなかなか刺激的な内容で、「Mac以外のコンピューターはウイルスに弱いけど、Macは大丈夫」みたいなやつだったです。CMはWEBからも見れますこちら

MacのCMはなかなかに面白いんですが、これはちょっと誇大広告じゃないかなあと思ったりもします。CMから受ける印象では「Macってウイルスに感染しないんだぁ」って感じですが、最近もこんなことがありましたし、感染しないわけではないです。

まあたしかに、Windowsに比べればMacは安全といえます。
それは、Windowsに対応したウイルスとMacに対応したウイルスの数が大幅に違うからなんですね。今日Mac対応のウイルスというのは、コンピュータ・ウイルス全体の数から言えば極僅かです。この点はコマーシャルネタになっていますが、これはイコール「Macがセキュリティ対策レベルの高いシステムなんだよ」とは言えないですよね。「ウチの村は戦争の最前線から遠いから、ミサイルなんか飛んでこないよ~」といった意味合いであって、安全対策がバッチリなんじゃなく、今が平和なだけという解釈が正解だと思います。今回のCMは、それが他のコンピュータよりセキュリティ対策レベルが高いから安全みたいな広告に捉えられるので、なんとなくいけ好かない感じです。

ウイルス被害の度合いというのは、そのコンピュータの普及率に比例すると言えます。
今世界で最もウイルス被害を被っているOSといえばWindowsですが、これは世界で最も使われているOSがWindowsだからって説明できるんですね。使っている人が多いということは、それを使って悪いことを思いつく人も多いということ。単にそういうことであって、Windowsが弱いからウイルスにいっぱい感染するということじゃないんですね。

事実、そうやってウイルス攻撃の最前線にさらされているWindowsには、様々なベンダーからセキュリティ対策ソフトが発売されています。そういう意味では、Windowsの市場全体から見るとセキュリティのレベルは他のコンピュータより高いと言えると思います。対してMac上のセキュリティ対策ソフトは数も限られており、選択肢は少ないです。こういった点もちゃんと評価すべきだと思いますね。

だいたい、10年以上前のことですがWindowsがまだ3.1とかで、企業ではMacが主流だった時代、コンピュータ・ウイルスといえばMacのもののことを指したものでした。当時セキュリティ対策などという言葉すらなかった時代、感染するとアフロヘアーでDJの格好をしたノートン先生が、陽気にハードディスクをスクラッチする映像とともに、本当にデータが壊れていくというブラックジョークなウイルスとかが世間に迷惑をかけていたものです。このことからも、前述の「ウイルス被害はコンピュータの普及率に比例する」ということが言えるんじゃないでしょうか。

こういった前提を知った上で、かのCMを見ると「あぁ、そういうことね」という感じなんですが、知らないともっと単純な評価でMacが優れていると見れてしまうので注意が必要ですね。あと、ウイルスの悩みを解消の下段に「初期設定のまま使えるMacにはウイルス対策は万全ですが、さらにウイルス対策を強化する場合には、セキュリティソフトウェアを導入されることをお勧めします。」とある但し書き。あれは大事なのでもっと大きく書いてほしいです。予想外割と同じにね。

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2006年11月17日 (金)

nubuntu-hj.isoをVMware Playerで起動させる

ハッカージャパンという雑誌があります。
きわどい名前の本ですが別に違法行為を幇助するような内容ではなくて、主にコンピューターセキュリティに関する話題や手法の簡単な解説等が書かれています。まあ裏ネタっぽいことも書かれていますがコンピューターマニア向けの大衆雑誌みたいな感じですね。

ボクはこれけっこう読んでまして、発刊当時は毎月買っていたんですが、今は本屋で見かけて目次を読んで面白そうだったら買う程度です。休刊を経て復活後は内容がよりビギナー向けになったので読みたい部分が少なくなったからかもしれません。でも、マニアックなネタは面白いのでそれを探し読みする楽しみはありますがw

まあほとんどシュミな内容なんですが、仕事に役立つときもあります。もちろん新しい不正侵入の手法などの概略を知るのにも使えますが、「ここに書いてあることがいわゆる『ハッカー』なんだなあ」と考えると、「ハッカー(ほんとはクラッカーなんですが)ってどんな悪いことするんですか?」なんて聞かれたときには、ハッカージャパンに書いてある範囲で話ができるので便利です。こういうのはヘタに詳しいと「そもそもハッカーというのは1960年代に・・・」みたいな質問の意図から大きくそれた回答になってしまいます。マニアの悪癖ですな。そんなふうにならないために本誌を活用させてもらってます。
(ちなみにハッカーの本来的意味についてはWikipediaが大変よくまとまっています。興味のあるかたはどうぞ)

そんなハッカージャパンなんですが、今月(2006年11月)号にはハッキングツールを多数収録したLiveCDが掲載されています。LiveCDとは、CDを入れてパソコンを起動するだけで専用OSが立ち上がり、ツールが使えるというもの。これは最近のハッカージャパンでは定番化している企画なんですが、今回のLiveCDは最近個人的に興味を持っているUbuntu Linuxの一種であるnubuntuが使われていました。UbuntuはDebian系なのでなじみやすく動作が軽いので何かに使えないかと最近考えていたところだったので、このLiveCDもさっそく使ってみたい衝動に駆られました。もちろん悪いことにはつかいませんよw

LiveCDは本誌に付属のDVD中にISOイメージファイルで収録されています。これはVMware Playerで動かそうかな、最近話題の仮想化だしな、と思って本誌の使い方を読んでみると、「ISOイメージから起動するにはVMware Workstationが必要」みたいなことが書いてあります。えー、そうなんー?と軽くショックを受けました。

VMware Playerは無償版、VMware Workstationは有償版。どちらも仮想化ソフトウェアといって、インストールしたOS上で仮想ハードウェア環境を構築し、仮想ハードウェア上で別のOSを起動することを可能とします。わかりやすく言うと、WindowsXPの画面上でDebian Linuxを起動することができるということです。いろいろなOSを簡単に評価する場合に便利ですね。両製品は有償と無償という違いだけに、できることの幅が違うわけです。どうやらその違いで無償版のVMware PlayerではLiveCDを起動できないということなんだと思いました。

VMware Workstationを持っていない場合は、ISOイメージをCD-Rに焼いてCD起動するしかなさそうです。ノートPCにnubuntuを持ち歩いて悦にいりたかったんですが、ボクのノートPCにはCDドライブは付いていません。もちろんボクはVMware Workstationなんて高価なものは持っていません。よってnubuntu持ち歩き計画は1分で廃案になる運命でした。ちょっと残念です。

しかし、「ほんとにVMware Playerではできないんかな?」となんだか釈然としない気持ちもありました。なんとなくできそうな気がしたんです。そこで、VMware Playerに関する設定をいろいろ調べてみたところ、VMware Playerでも起動することができました。これでノートPCで持ち歩くことができそうです。
せっかくなので以下に手法を公開しておきます。

nubuntu-hj.isoをVMware Playerで起動させる
----------------------------------------------

http://www.h7.dion.ne.jp/~qemu-win/index-ja.html
よりqemu-0.8.2-windows.zipをダウンロードして展開し、適当なディレクトリに配置します。ここでは C:\tools\qemu に配置するものとします。

nubuntu-hj.isoを適当なディレクトリに配置します。ここでは C:\tools\nubuntu に配置するものとします。

qemu-imgコマンドで仮想ディスク領域を作成します。

---
>c:\tools\qemu\qemu-img.exe create -f vmdk c:\tools\nubuntu\nubuntu-hj.vmdk 1G
---

これで1Gの領域が作成されました。

テキストエディタを開いて、次の設定を書き込み、c:\tools\nubuntu\nubuntu-hj.vmxとして保存します。設定内容はVMWareのBrowser-Appliance.vmxを参考にしました。

===
config.version = "8"
virtualHW.version = "3"
displayName = "nubuntu-hj"
annotation = "nubuntu-hj"
uuid.action = "create"
guestOS = "ubuntu"
nvram = "nubuntu-hj.nvram"
memsize = "256"
#memsize = "512"
# memsize = "768"
usb.present = "TRUE"
floppy0.present = "FALSE"
ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "nubuntu-hj.vmdk"
ide0:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "nubuntu-hj.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"
ide1:0.startConnected = "TRUE"
ide1:0.autodetect = "TRUE"
scsi0.present = "FALSE"
scsi0.virtualDev = "lsilogic"
scsi0:0.present = "FALSE"
scsi0:0.fileName = ""
scsi0:0.redo = ""
ethernet0.present = "TRUE"
# ethernet0.connectionType = "nat"
ethernet0.connectionType = "bridged"
# ethernet0.virtualDev = "vmxnet"
ethernet0.virtualDev = "e1000"
ethernet0.addressType = "generated"
ethernet0.generatedAddress = "00:0c:29:d8:ba:31"
ethernet0.generatedAddressOffset = "0"
sound.present = "TRUE"
sound.virtualDev = "es1371"
sound.autoDetect = "TRUE"
sound.fileName = "-1"
checkpoint.vmState = ""
tools.syncTime = "TRUE"
workingDir = "."
sched.mem.pShare.checkRate = "32"
sched.mem.pshare.scanRate = "64"
svga.maxWidth = "1024"
svga.maxHeight = "768"
isolation.tools.dnd.disable = "FALSE"
isolation.tools.hgfs.disable = "FALSE"
isolation.tools.copy.disable = "FALSE"
isolation.tools.paste.disable = "FALSE"
logging = "TRUE"
log.fileName = "nubuntu-hj.log"
log.append = "FALSE"
log.keepOld = "1"
keyboard.typematicMinDelay = 1000000
uuid.location = "56 4d c4 41 5f 56 c3 16-44 05 7c ea 77 d8 ba 31"
uuid.bios = "56 4d c4 41 5f 56 c3 16-44 05 7c ea 77 d8 ba 31"
tools.remindInstall = "TRUE"
===

保存したnubuntu-hj.vmxをダブルクリックするとVMware Playerが起動します。Startingというプログレスバーが表示されている間にF2キーを押し、BIOSセットアップ画面を開きます。セットアップ画面の中のBootメニューに移動し+/-キーを使用してCD-ROM Driveが一番上にくるよう設定します。
設定できたらExitメニューのSaving Changesを選んで設定を保存します。

仮想マシンが再起動したら、nubuntuの画面が現れるはずです。
あとは、ブートが流れるのを待ってからstartxすればnubuntuのGUIが起動します。

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2006年11月15日 (水)

JavaがGPLv2オープンソース化

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061113/253520/

ついにきたかという感じですね。
Java関係のニュースは最近息苦しい感じになってきたなあと思っていたんですが、久々に風通しのよいネタだと思います。Javaはいずれオープンソース化されるだろうと考えていましたが、思ったよりは早い展開です。

OpenJDKプロジェクトが事実上OpenJDKが開発の中心となるのでしょうが、亜流のプロジェクトも方々で立ち上がると思います。なんせJavaの開発者は多いですしそのほうが競争力ができていいですね。大事なのはオープンソースという”姿勢”で、これによってJavaの発展と普及を加速しようというというのが主な狙いだと思います。

さて、これがJava言語の新しいステップとなるんでしょうか。なるといいですね。
Javaは単にコンパイル言語という枠に留まらず、最終的にはJava言語という言語体系を中心とした大きなシステム構造になっていくんじゃないかなと思っています。昔けっこう議論されていた「JavaOS」みたいなものがJavaの最終形態なんじゃないかなと思います。EJBなんかの流れに強くそれが出ているような気がします。JavaOSは現在開発されていませんが、オープンソース化によってそういうプロジェクトが再燃してもアリな気がします。

ともかくオープンソースという”姿勢”によって新しい発想や今まで埋もれていた思いつきがスタックされていくというのは面白いし、Javaにとっても有意義だと思います。個人的にはJavaの持つ厳格なオブジェクト指向「一定のルールに基づいて整理されていないとソースコードとしては価値が低い、もっといえば定石以外は使うな」みたいなところが嫌いだったりするので、その辺がワイルドなコミュニティができてほしいなと思ったり。あと、Javaのパワーを気軽に利用できるGroovyJRubyなんかが盛んになればいいなと思います。

繰り返しになりますが、オープンソース化がJavaの新たなステップとなればいいと思います。

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2006年11月14日 (火)

RadRailsをインストールしてみる

では、RadRailsをインストールしましょう。
前回の記事にもありますがRadRailsはRuby on RailsのIDEです。

Ws000000_1

インストール環境は次のとおりです。

環境:
WindowsXP Pro SP2
MySQL4.1.20
ActiveScriptRyby 1.8
Rails 1.1.6
Mongrel 0.3.13.3-mswin32

事前にWindows上にRuby on Railsがインストールされている必要があります。
Ruby on Railsのインストールについては、まとまったドキュメントが方々にありますので、ここでは省略します。

http://prdownloads.sourceforge.net/radrails/radrails-0.7.1-win32.zip?download
より、RadRailsの最新版をダウンロードします。現行バージョンは0.7.1です。

ファイルを展開してできたRadRailsフォルダを適当なディレクトリに移します。

RadRailsフォルダ内のradrails.exeをダブルクリックして起動します。

Ws000001

起動するとワークスペースを指定する画面が出てきます。
ここでは、C:\work\railsapp としておきます。
この画面は起動するたびに出てくるので、今後表示させたくないときは Use this as the default and do not ask againにチェックを入れておきましょう。

Ws000002

OKボタンをクリックすると、RadRailsが起動します。

Ws000003

次に、Railsパスなどの設定を行います。
[Window] → [Preferences] を選択して、Preferencesウィンドウを開きます。

Ws000004

Rails → Configuration を選択して、各パスの設定を行います。
ActiveScriptRuby1.8の場合、設定は以下のようになります。

===
Rails path:  C:\ruby\bin\rails
Rake  path:  C:\ruby\bin\rake
Mongrel path: C:\ruby\bin\mongrel_rails
===

Ws000005

Mongrelをインストールしていない場合は、コマンドプロンプトから

---
> gem install Mongrel
---

として、Mongrel 0.3.13.3-mswin32 をインストールしてください。

次に、ドキュメント関係の設定を行います。
Ruby → Ri/rdoc を選択して、以下のようにパスを設定します。

===
RDoc path:  C:\ruby\bin\rdoc
Ri path:    C:\ruby\bin\ri
===

Ws000006

入力できたら、OKボタンをクリックしてPreferencesウィンドウを閉じます。

さて、とりあえずこれで動くようになっていると思います。
試しにプロジェクトを作成してみましょう。

プロジェクトを作成するには、[File] → [New] を選択します。

Ws000007

プロジェクト作成画面でRails → Rails Project を選択してNextをクリックします。

Ws000008

Project name に新しいプロジェクト名を入力します。ここでは TestProject としておきましょう。入力して Finish をクリックします。

Ws000009

これでRailsプロジェクトが生成されます。

Ws000010

なかなかよさそうですね。今までコマンドラインで全部やっていたのでプロジェクトのツリーがパースペクティブに表示されるだけでもずいぶん便利そうな感じがします。UIの日本語バージョンがフリーで配布されるとなおいいんですが、これだけでもやっていけそうですのでちょっと使ってみようと思います。

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2006年11月13日 (月)

Rails Platform発表

前回に引き続きRoRネタです。
Windows環境向けの統合開発・運用環境「Rails Platform」を発表

ということで、商用RoR製品第一弾なんでしょうか。RoR関係ビジネスが動き始めましたねえ。ruby開発者のまつもとゆきひろ氏は島根県出身ですが、ボクの実家は隣県ということもあり、応援したいところです。 [まつもとさんのコメントを受けて2006.11.14に修正] まつもと氏は鳥取県米子市のご出身だったんですね。大変失礼しました。ボクも鳥取県出身なので一層応援させていただきたいところです。何せ話題に乏しいところなので出身地や隣県がIT関係で盛り上がるのは大変うれしいです。

Rails PlatformはメールサポートとRailsの日本語開発環境の提供が一番のメリットのように思います。メールサポートはBasicでも回数無限ということで、かなり太っ腹ですよね。Railsで商用開発することを考えたらかなりお得だと思います。それと、RadRailsの日本語UIってのも魅力的ですね。

RadRailsはRoRのIDEでEclipseベースで動作します。Eclipseでの開発に慣れている人なら親しみやすいインターフェースですね。RoRはプロジェクトの構造もオブジェクト指向なので拡張や設定など実際の作業ではフォルダをまたがることが多いです。フォルダ構造の表示だけでもIDEで直感的になればそれだけ開発がしやすいですね。

というわけで、すぐにでもRails Platformを購入してみたい気持ちがありますが、「頭を使って安くなるなら、限界まで捻る」がモットーのボクとしては、まずはある程度タダでできる範囲で頑張ってみたいというもの。幸いRadRails(英語版)はフリーウェアなのでとりあえずそれを使ってみたいと思います。Rails Platformはシステム受注できたら買いますw

で、次回はRadRailsをインストールしてみましょう。

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2006年11月11日 (土)

玄箱 - Ruby on Railsをインストールしてみる

最近、RubyRuby on Railsに関する記事をよく目にするようになりました。Rubyコミュニティがにわかに活気づいてきているんでしょうか。いい感じですね。Rubyは日本人が開発したスクリプト言語であり、LLの中でも本格的なオブジェクト指向言語であるので日本で盛り上がって世界をリードしていくのは大変有意義だと思います。

特にRuby on Railsは極めて優秀なフレームワークなので今後のRubyの普及はRailsなくしては語れないんじゃないでしょうか。

と、いうわけでそんなRailsを玄箱いれてみたいと思います。
Railsで開発を行うにはあらかじめMySQLがセットアップされている必要があります。
MySQLがインストールされていない場合は、玄箱 - MySQLをインストールしてみるを参考にインストールしてください。

まずは、rubyをインストールしてみましょう。

---
# aptitude install ruby irb rdoc libopenssl-ruby1.8
# aptitude install ruby1.8-dev
---

インストールが完了したら、動作確認を兼ねてバージョンチェックをしてみましょう。

---
# ruby -v
ruby 1.8.2 (2005-04-11) [powerpc-linux]
---

次に、wgetでrubygemsを取得します。

---
# wget -c http://rubyforge.org/frs/download.php/11289/rubygems-0.9.0.tgz
---

ダウンロード完了後、インストールします。

---
# tar xzvf rubygems-0.9.0.tgz
# cd rubygems-0.9.0
# ruby setup.rb config
# ruby setup.rb setup
# ruby setup.rb install
---

インストールが完了したら、動作確認を兼ねて環境表示をしてみましょう。

---
# gem environment
Rubygems Environment:
  - VERSION: 0.9.0 (0.9.0)
  - INSTALLATION DIRECTORY: /usr/lib/ruby/gems/1.8
  - GEM PATH:
     - /usr/lib/ruby/gems/1.8
  - REMOTE SOURCES:
     - http://gems.rubyforge.org
---

次に、Railsをインストールします。
このコマンドは処理に結構時間がかかりますので根気よく待ちましょう。

---
# gem install rails --include-dependencies
---

Railsのインストールが終了したらgemでmysqlアダプタをインストールしておきます。

---
# gem install mysql
Select which gem to install for your platform (powerpc-linux)
1. mysql 2.7.1 (mswin32)
2. mysql 2.7 (ruby)
3. mysql 2.6 (ruby)
4. mysql 2.5.1 (ruby)
5. Cancel installation
> 2
---

これで、インストール完了です。
試しにRailsプロジェクトを作ってみましょう。

---
# mkdir rails
# cd rails
# mkdir test
# cd test
# rails test
---

エラーが出なければ正常にプロジェクトが作成されています。

試しにscaffoldで簡単なDB表示を作ってみましたが、思ったよりも軽く動きます。開発環境としてもイケそうな感じがしますね。最近はRailsで開発されたシステムもちらほら見るようになったので、玄箱でミニマムなシステムをパッケージしてしまうのもアリかもしれませんね。

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2006年11月10日 (金)

インターネットの敵

「インターネットの敵」に24時間抗議デモ - 17,000人が投票

Reports without borders(国境なき記者団)の記事によると、パリとニューヨークを中心としてインターネットトラフィックを検閲している国、いわゆる「インターネットの敵たち」に対して抗議およびオンラインでの反対投票を行うデモが行われたとのことです。中国、エジプト、キューバなどの国々では国家に批判的なブロガーを逮捕投獄しているそうで、このような問題を世界の人々に認識してもらいたい。ということで今回のデモが行われた模様です。

「インターネットの敵たち」としてあげられている国は、ベラルーシ、ビルマ、中国、キューバ、エジプト、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、シリア、チュニジア、トルクメニスタン、ウズベキスタン、ベトナムの13カ国。この中で特に中国に対してはYahoo!が政府の検閲に協力しているとのことで、デモのオフライン行動の拠点となったニューヨーク、パリではYahoo!の本社前に抗議メッセージやオンライン検閲国の世界地図がディスプレイされたとのこと。さらにこのデモの間に記録された音声メッセージを提出するためYahoo!幹部とのミーティングが要求され、後日ミーティングが行われることになったとのことです。

Yahoo!の中国政府に対する検閲協力については最近、中国人ジャーナリストの逮捕に関連してYahooが政府にアカウント情報を提供していたという報道がありました。この他にもYahoo.cnでは政治的なキーワードの検索結果にけっこうフィルタリングがかかっていることが知られており、これらについての非難もあるかと思います。

政治、インターネット、言論の自由。これらについての検討は本当にバランスが難しいですよね。各国の政治事情によってインターネットの使われ方も様々です。特に中国のネット事情についてはボクも少し見識がありますので、いろいろ考えさせられます。言論の自由がデフォルトにある日本人や各国人からすると彼らは「インターネットの敵」かもしれません。ただ、短絡的に敵視するのみではなく価値観を共有できる路線はないのかなあと思ったりもします。「インターネットの敵」とされている国の国内では、インターネットに対する認識自体が言論の自由デフォルトな国々とは異なっているわけですから。

「インターネットの敵たち」を擁護するつもりはないんですけどね。無造作に敵対するこのも良しと思えない。結論がないですがそれだけ微妙な問題だと思うんですよね。

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2006年11月 7日 (火)

アイデアの質と対価

デザインバーコードを開発したデザインバーコード社が、広告アイデアを通販するサイトオシウリを立ち上げたそうです。

「オシウリ」とは面白い名前だなと思いましたが、どうやら「広告アイデアをアップロードするから気に入ったら買ってね」という趣旨のようです。アイデアの押し売りってことですね。なかなか挑戦的で面白いと思います。

サイトをみましたが、全体的に挑戦的なコンセプトが流れているようで、そういう雰囲気が最近ない感じで楽しい気分にさせられます。パクられることを恐れずアイデアを公開していくっていう姿勢も挑戦的だし、オシウリ会社に書いてあるコピーも攻撃的です。こういう感じって最近の、特にWEBデザインの中にはないように思えます。デザインワークで際立つものは常にアンチテーゼを内包しているものですが、このオシウリのコンセプトにもそういう匂いがしますね。ボクはこういう感じは好きです。

エキサイトニュースに紹介されている記事でも興味深い取材がされています。この中で特に関心を持てたのは「アイデア料」について。これはクリエイターにとってはとても大事な考え方だなと思いました。「広告制作費には、アイデア料という項目はなく、コピーライティング料やデザイン料という目に見えるアウトプットへの対価しかないのが現状。しかし、それらのコアであるアイデア自体で食べているのだし、そこが最も重要なので、そのアイデアを計るモノサシをクライアントに手に入れてほしい。」というようなことらしいですが、ごもっともですね。

WEBサイトの企画などでもこれは同じで、対価はサイトデザインとかコンテンツの原稿そのものにつくのが一般的です。その中に盛り込まれているアイデアには基本的に値段がつかないです。もっと平たく言うと、どんなに内容のよい企画や原稿であっても、原稿用紙何枚みたいな単位で一律で単価が決まってしまうこともあります。これでは、作る側からすると「何つくっても値段は同じ」ってことになるから、どこでもやってるような無難な企画に逃げてしまったほうが楽なんですよね。これは極端な話ですけど、心理的にそう思ってしまうところはあるはずです。

コンサルタントという仕事になるともっとシビアで、経営戦略とか売り上げ向上とかはもうアイデアのみの世界です。純粋に企画の優劣が勝敗を左右するんですが、これについても「アイデア料」の考え方は薄く、設備投資や運用費などからその部分を捻出するような見積もりが多いように思えます。お金を払うほうとしては、目に見えるものを買うというほうがわかりやすいというのはわかりますが、その目に見えるものってのは企画に対しては付属物なので企画の”質”には直接的に影響しないです。第一、ハードを調達するより企画を練ったり周辺情報を調査したりするほうが遥かに時間と手間がかかるので、やはりそちらの対価を請求したいですね。

例えば、ITコンサルという商売柄、システム設計やら開発、導入、運用といったことに携わるのことが多いですが、近年はオープンソースソフトウェアを業務システムに導入することが多くなってきています。これは、純粋にコストパフォーマンスがメリットだし、ソフト的にも安定しているという理由や、トレンドも意識した観点から当然企画のベースに考えたいところなんですね。しかし、安けりゃいいってわけでもなくて、がんばってオープンソースベースで構成考えて従来の半分くらいのコストで見積もった案は「安すぎて怪しい」という理由で蹴られることもありますw

もちろんこれはちゃんと理由を説明してお客様の理解が得られれば足りることなんですが、専門的なことも多いので根本的に理解していただけることも少ないです。こういうときに「アイデア料」があったらいいなぁ。と思うことがあります実際。「中小企業の社内LAN用WEBサーバなら20万くらいでご用意できますよ。」って言ってもあまり信じてもらえないので、アイデア料を2倍くらい乗せたほうがいいのかなぁw

それはさておき、オシウリで売られている広告アイデアも面白いものばかりですがこのサイトの企画自体、一つのアイデアで興味深いチャレンジをされているように思います。ボク自身、アイデアの質と対価についてはつど考えて断念しながら仕事をしてきていることもあるので、サイトのなりゆきは注意深くみさせていただきたいと思いました。

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