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2006年10月 4日 (水)

Cygwin - CygTermをつかってみる

最近はLinux系で遊ぶときは玄箱Debianばかり使っていますが、玄箱を知る前はCygwinを多用していました。Cygwinはずいぶん前から使っていて初期のころからいろんなソフトをコンパイルしてみては試行錯誤してみたものです。大半がうまくいかなかったですけどね(笑)

玄箱Debianがウチで稼動するようになってからはCygwinのコンソールを開くことなどほとんどなくなりましたが、端末にはインストールされていてパスまで通っています。DOSプロンプトを操作するときに思わず ls なんて打ってしまうので、主にそれ対策です。

そんな感じでウチではなりを潜めていたCygwinなのですが、ちょっと用事があって久々に使ってみたくなりました。改めて考えてみればCygwinはWindows上で動くUNIXエミュレータとしては非常にパワフルで使いやすいです。対応ソフトウェアも幅広く今ではGnomeまで動くので、windowmakerやblackboxをやっとのことで起動させていた一昔前に夢だったことが今では当たり前になっているのが感慨深いですね。

そんなCygwinですが、玄箱との住み分けを考えてみると、ハードスペックの差を中心に考えた使い分けになるでしょうかね。PowerPC266MHz、RAM128Mという玄箱HGのスペックは小規模ネットワーク内のWEB、メールサーバー等でならなんとかなると思います。しかし、大量のデータ処理や高負荷テストなどでは役不足な感があるのでそういう場合はWindowsPCのハードスペックを使えるCygwinが選択肢として有効かもしれません。

もちろん、Linuxマシンが買える余裕のある方はCygwinなんか使わずにそちらを使うべきなんですけどね。玄箱を買うのがやっとなボクのような貧乏人の選択肢です(笑)

前置きが長くなりましたが、今回はCygwinをEUC環境で難なく使うための手法を紹介してみます。Cygwin上でアプリケーションをmakeして使用するときなど、アプリケーションの多くはEUCを規定として動作します。Windowsは当然SJISなのでこの仕様の差がいろいろ使いにくい状況を発生させます。

この問題を回避するため、CygTermというソフトを導入して、TeraTermでCygwinに接続するという方法をとります。玄箱を使うためにTeraTermを使っている人は同じような感覚でCygwinが使えますね。

まず、サイトからCygTermのソースコードをダウンロードしてきます。
現行バージョンは1.06です。

ファイルを展開して、ディレクトリに移動します。

---
# tar xzvf cygterm106.gz
# cd cygterm106
---

MakefileのBINDIRを編集してインストール先を変更します。
ここでは/usr/local/binにインストールするため

===
BINDIR = /usr/local/bin
===

としました。
編集後、make installします。

---
# make install
---

コンパイルエラーが出る場合は、MakefileのCFLAGSを以下のように変更して、再度make installしてください。

===
CFLAGS = -O2 -fno-exceptions -Xlinker --allow-multiple-definition
===

正常にインストールできたら、/usr/local/bin下にcygterm.exeとcygterm.cfgができています。cygterm.cfgを以下のように編集します。

===
TERM = C:\program files\teraterm\ttermpro.exe %s %d /F=C:\cygwin\usr\local\bin /KR=EUC /KT=EUC
#TERM = telnet.exe %s %d
TERM_TYPE = vt100
PORT_START = 20000
PORT_RANGE = 40
SHELL = /bin/bash
ENV_1 = MAKE_MODE=unix
ENV_2 = HOME=/home/
===

次に、C:\Program Files\teraterm\TERATERM.INI を C:\cygwin\usr\local\binにコピーします。コピーしたTERATERM.INIを開いて以下の部分を確認します。

===
[TTSSH]
; SSH enabled flag(1=enabled 0=disabled)
Enabled=0
===

Enabled=0の場合はいいですが、1の場合は0に変更してください。

設定が終わったら、cygterm.exeを起動します。
Teratermが起動してCygwinのコンソールが表示されれば成功です。

せっかくなので、Teratermから日本語入力できるようにしておきましょう。

.inputrcを開いて以下を追加します。

===
set input-meta on
set output-meta on
set convert-meta off

===

Teratermを終了して再度cygterm.exeを起動すると変更が反映されます。

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