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2006年9月 4日 (月)

仮想化技術の活用形

経産省が仮想マシン開発へ,XenをベースにID統一管理で異種OSを統合

ここ最近IBMなんかの大企業や政府の研究機関などでは仮想化技術が盛り上がってるみたいですね。やはりオープンソースの仮想化ソフトXenの登場がかなりのインパクトだったんだと思いますが、ここまでさかんに研究しようという動きがあるのは、やはり「セキュリティ」なんでしょう。

昔から予算提案で大きな額を取ろうかと思ったら「セキュリティ」というキーワードが欠かせません。国の動きとしてはもうそろそろITに対する予算はつきづらくなってくる頃でしょう。そこでなんとか研究開発費を工面しようかと思ったらやっぱり「セキュリティ」を意識した研究が大事になるんでしょう。研究所のみなさんも、予算が取りやすい研究事業を考えるのは大変だと思います。いや、皮肉ではなくてね。大きな意味ではこういうふうに時代を牽引するような研究プロジェクトを積み重ねてITの勢いを絶やさないようにすることは、我々の商売にも大きく関わると思います。研究職の皆さんもいろいろと大変だとは思いますが、がんばってもらいたいものです。

さて、それはさておき仮想化技術はビジネス用途としてどう使われていくんでしょうね?そもそもエンドユーザーにとって仮想化技術はどういったメリットが考えられるんでしょうか?ぱっと思いつく範囲でいえば、「一つのハードで複数のOSが起動できる」→「違うOSのいろんな機能やアプリケーションが使える」でしょうか。

一昔前、といっても最近ですが、WindowsとMacが同じハードで走ったら・・・という要望は少ないながらも強くあったように思います。OrangePCなんて高価だったけどマジでほしかったです。当時は画像・音楽系のソフトといえばMacが断然強かったからMacじゃないとできない。けど、Mac買うお金もスペースもない・・・そういうユーザーはボクだけではなかったはずです。当時はBootCampなんて夢にも思ってませんでした。

仮想化技術によって、この問題は一気にクリアだ!
と言いたいのは山々ですが、そうなんでしょうか?確かにそういう使い方もできるとは思いますが、なんか違うと思います。現実にMacではBootCampができるようになったし、仕事や遊びで使う主要なソフトウェアはWindowsとMac両方でリリースされる時代になっています。このような現状で、エンドユーザーが複数のOSを持つメリットは薄いように思います。ボクみたいな一部のマニアを除いてはw

じゃあこれらの技術はどこに向かうんでしょうか。エンドユーザークライアントでなければ、サーバー用途というのが一つ考えられます。サーバの仮想化技術とビジネス展開の可能性にあるようなホスティングの管理面やセキュリティ面でこの技術が活かされる機会は増えてくるんじゃないでしょうか。エンドユーザー向けのソフトウェアは先に書いたとおり、主要なOSでほぼ同じものがリリースされるようになりましたが、サーバーソフトウェアはまだそのような状態にありません。特にLinuxとWindowsではサービスとして力を入れる部分が異なっているため、実装される機能自体が異なっています。

システム開発では、それらの機能を複雑に組み合わせるケースもあり、そのような場合では通常Linuxサーバ機とWindowsサーバ機を別々に用意する必要があります。そのためハードウェアコストが2倍3倍とかかることもあります。これを仮想化によって一つのハードウェアに収めることができれば、ハードウェアのコストを削減できますね。

多面、ホスティングサービスも新たな展開が考えられます。最近のウェブサービスはデータベースやJSP、Pythonなどといったパワフルな言語環境を利用するものが増え、従来のウェブホスティングサービスが提供するCGIやPHPなどの環境では十分に構築できなくなってきているようです。特にJSPなどJavaを使えるホスティングサービスの要望は以前から要望が強いですね。

このような要望にも仮想OSで対応することは可能だと思います。特にLinuxサーバーではカーネル2.6から実装されているUser Mode Linuxを利用すれば比較的手軽なサーバーホスティングが実現できるように思います。まあ本格的にやろうと思えば十分な能力を持ったハードウェアが必要ですが、ウェブホスティングもだいぶ伸び悩んでいることですし、ひとつ面白い事業かもしれません。

他にもまだ考えればいろいろなことができそうに思えてきましたが、眠くなってきたので今日はここまでにしておきます。またなんかひらめいたら書こうかなあ。

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