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2006年9月25日 (月)

玄箱 - MySQLをインストールしてみる

前回Apacheをインストールしましたが、Apacheを利用してCGIを開発したり、いろいろなWEBサービスをインストールしてみたりする場合に何かとお世話になるMySQLをインストールしてみましょう。

まずはaptでバイナリをインストールします。

---
# aptitude install mysql-server-4.1
---

MySQL Clientバイナリとかは結構大きいのでダウンロードに少し時間がかかるかもしれません。

正常にインストールできたら、rootのパスワードを設定します。

---
# mysqladmin -u root password '[パスワード]'
---

[パスワード]の部分は任意のパスワードと読み替えてください。

次に、mysqlにログインしてroot権限の設定を行います。

---
# mysql -u root -p
Enter Password: [パスワード]
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO root@localhost IDENTIFIED BY '[パスワード]'' WITH GRANT OPTION;
mysql> GRANT ALL PRIVILEGES ON *.* TO root@"%" IDENTIFIED BY '[パスワード]' WITH GRANT OPTION;
mysql> \q
---

次に、/etc/mysql/my.cnfを編集します。

まずは、以下の箇所(赤字)を追加します。

===
[mysqld]
#
# * Basic Settings
#
user  = mysql
pid-file = /var/run/mysqld/mysqld.pid
socket  = /var/run/mysqld/mysqld.sock
port  = 3306
basedir  = /usr
datadir  = /var/lib/mysql
tmpdir  = /tmp
language = /usr/share/mysql/english
skip-external-locking
default-character-set = ujis
===

===
[mysql]
#no-auto-rehash # faster start of mysql but no tab completition
default-character-set = ujis
===

デフォルトのキャラクターセットをujis(EUC)にすることで、コンソール上での出力がEUCになります。

次にbind-addressの設定

===
# Instead of skip-networking the default is now to listen only on
# localhost which is more compatible and is not less secure.
#bind-address  = 127.0.0.1
===

bind-addressをコメントすることで、外部にMySQLのポートを公開します。
これは、ネットワーク上の端末からMySQL Toolsなどでアクセスする場合に必要で、その必要がない場合はセキュリティ上公開しないほうがいいでしょう。

また、特定の端末のみアクセスを許可したい場合は、端末のIPアドレスをbind-addressに追加することでできます。

ここでは一応bind-addressをコメントアウトします。

変更した/etc/mysql/my.cnfを保存した後、MySQLを再起動します。

---
# /etc/init.d/mysql restart
---

これでOKです。

MySQLをインストールした時点でDBD::MySQL Perlモジュールもインストールされています。これでApache+Perl+MySQLなCGIなんかも開発できる環境になりました。

MySQLの操作はコンソール上で操作する他、前述のMySQL Tools、Webminをインストールしてwebmin-mysqlを入れるなどすれば外部端末でも操作できます。ボクはMySQL Toolsがおススメです。

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2006年9月23日 (土)

Web開発補助プラグイン “Hawkeye” リリース

Fenrir & Co.によると、Webページの内部を見ることができるSleipnir 専用 Web 開発補助プラグイン “Hawkeye” を発表したとのこと、Slaipnirといえば多機能タブブラウザとして人気があり、ボクもたまに利用しています。一時開発中止か?と騒がれた事件もありましたが、見事な復活といったところでしょうか。梅田に会社があるということもあり、ボクとしても親近感を持って応援したいところです。

さて、今回リリースされたHawkeyeは、Web開発補助プラグインということでいかにも上級者向けWEBブラウザであるSlaipnirらしいリリースではないかと思います。プレスリリースのスクリーンショットを見る限り、かなり視覚的にわかりやすそうで、機能もなかなかツボをついた感じです。これは面白そうと思ったので、さっそくインストールして使ってみることにしました。

動作にはSleipnir2.45以降UserAction Extension、そしてHawkeyeのインストールが必要です。簡単にインストールしようと思ったら、まずSleipnirの最新版をインストールして、SleipnirでUserAction Extension、Hawkeyeの各ページにアクセスしてDownloadボタンから各プラグインをインストールし、Sleipnirを再起動してください。

Hawkeyeの利用はメニューから 表示 → エクスプローラバー → Hawkeye です。

さて、適当なサイトにアクセスしてHawkeyeで解析してみたいところですが、せっかくなので現在制作中の自分のサイトを解析してアラをさがしてみたいと思いました。
次の画像がHawkeyeでいろいろ表示してみたスクリーンショットです。

Ws000001_1

かるく使ってみた感じでは、表示の切り替えが速いので操作のストレスがありません。テーブルの入れ子構造やブロック要素の表示などは、デバッグの参考になるなあと思いました。

特にスタイルシート関連の要素表示や構造解析は、まだまだ直感的なツールが少ないのでHawkeyeを使いこなせばデバッグの効率が上がるかもしれません。CSSを無効にした状態を簡単にシュミレートできるのもいいですね。

地味に一番役立つかなと思ったのはGeckoとの比較。これはIEとFireFoxなどのGeckoブラウザでのレンダリング結果を並べて表示してくれる機能ですが、これは製作途中にもチマチマと繰り返すことが多いので使えそうです。

結論Hawkeyeは、リリース前のサイトをチェックしたり、バグが発生したときのトレース用に使えそうだなと思いました。ページレンダリング後の解析結果なので、Dreamweaverなど開発ツール上で定義する値から解析するよりも信憑性が高いというのもデバッグ上のメリットです。

これはちょっと、自分なりに使い方を工夫して開発の効率を上げたいところですね。

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2006年9月22日 (金)

ブロガーとしての付加価値

ボストン大司教が「最高位の聖職者ブロガー」に

安部総裁になったりタイのクーデターがあったり、株価が全面安だったりした今週でしたが、そんなネタはつまらないし、忙しくもあってブログ書いてませんでした。

が、今日はなかなか興味深い記事を見つけました。
和洋問わず聖職者と情報公開は無縁なイメージがあるんでこんなケースは想像もしなかったですが、なるほど考えてみれば「聖職者ブロガー」というのは注目を集めそうですね。日本のどっかの大本山の住職がブロガーになったら、檀家じゃなくても見たくなるってもんです。

ブログの内容としては日々の出来事が淡々と綴られるような感じです。まあ枢機卿という身分の人がどんなことをしているのかなんて一般庶民には検討もつかないことなのでこういう書き方のほうが人気を集めると思います。

ここでふと思ったんですが、ブログってWeb Logが語源なんですよね。Webはもちろんインターネットのことですが、Logとはコンピュータ業界では「動作記録」の意味があります。つまり、「行動をウェブに記録するソフト」がブログということが言えます。

ボクはブログを主に目についたニュースについて思ったこととかを書いていますが、それよりももっと身近な行動を書くのが本質に近いんじゃないかな。と思いました。まあ、今書いていることも「思考の動作記録」なんでいいんですが。っていうか、そもそもブログに何書こうが勝手なんですがねw

ブログを書く人、いわゆるブロガーには様々な職業や身分の人がいます。それぞれの立場で得られる情報をウェブ上に配信、蓄積していくことでウェブの情報化に貢献し、また新たな情報交流、情報構築のチャンスを得る。これがブログの楽しみ方かなあと思っていますが、もうひとつ「自分の立場の再発見」ということもブログを書くことによって得られることじゃないかな。と思います。

ボクも日々ブログを書き始めてから気付いたことなんですが、ブログを書く上で一番大変なのが「ネタ探し」です。知り合いの経営者の方々も数人ブログを書かれていますが、だいたいがネタ探しに悪戦苦闘しているということです。たしかに、毎日や週に一回でもブログを書くのはなかなか大変だと思います。でも、書かなければ廃れるということで無理にでもネタを考えるんですが、それではなかなか面白いことも書けず、モチベーションは下がっていくばかり。そんな感じでブログに嫌気がさしている方も多いように思います。

しかし、先のブログは日々のログである。ということを考えると、ほんとに日々「誰それに会った。」、「こんな仕事をした。」、「あんなメシを食った」という普段やっていることでいいということなんじゃないでしょうか。逆にそういう出来事の中に自分自身では気付いていない自分の職業、立場からくる独特の情報が味付けされているものです。

「普段やっていること?」と考えると、サラリーマンなら「朝机に座って、夕方帰る」くらいしか考えられない人もいると思います。それは普段の生活が自分にとって当たり前すぎて「立場の活用」ができていないということでしょう。どんな人でもその人の立場があって、それはある人から見れば珍しく、楽しそうなことかもしれません。そうかもしれない、という意識を持って自分をある程度客観的に見れば、自分のポジションの特徴が見えてくるはず。それが見えるだけでブログに書くネタはたくさん発見できると思います。

ボクは業界的にはどこにでもいるシステムコンサルタントですが、業界の外に出れば「なんだかよくわからないけど、パソコンに詳しい人」です。「パソコンに詳しい」ので「パソコンのことを詳しくない人向けに」書こうと思ったときに、ブログのネタには困らなくなりました。実際、コンピュータ技術の解説記事にアクセスが集中している傾向があるので、ニーズも捉えているようです。

結論、ブロガーとしての付加価値が高い人は、自分の付加価値がよくわかっている人。ということなんじゃないでしょうかね。ブログのネタに困ってる人は一度、自分ってどんなヤツなんだろう?と考えてみるといいかもしれません。

んー、書きながら思ったけど、これをもっと詰めていけばブログの書き方講習とかができるかもしれん。。。ブログが書けなくなった人、お安く相談に乗りまっせw

最後に、聖職者ブロガー ショーン・オマリー氏の「枢機卿」という身分が気になったので調べてみました。枢機卿は教皇に次ぐ身分だとか。ものすごい位の高い人なんですな。枢機卿と聞いて思い出すのが、『三銃士』に出てくるリシュリュー。彼はルイ13世期に宰相を務めていた人で、三銃士の中ではもっぱら悪巧みの親玉でしたが実際にはルイ13世の治世に貢献した大政治家でありました。彼は私欲なく政治に務めた偉人ですが、その厳格な政治執行には、市民にとって酷なものもあったかもしれません。『三銃士』の作者アレクサンドル・デュマはそこを嫌ってリシュリューを悪役に仕立てたのかもしれませんね。

もしリシュリューの時代にブログがあって、彼がブロガーだったら『三銃士』中での彼の役割は変わっていたかもしれませんね。

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2006年9月15日 (金)

東京都が情報セキュリティポリシーを見直し

東京都が情報セキュリティポリシーを大幅見直し

なるほど、2002年の考え方では今のセキュリティには対応できないですね。しかしたった6年で、ということも言えますね。この6年間は本当に情報技術の発展が目覚しかったということの象徴かもしれません。

「情報セキュリティ事故ゼロ」を目標にかがけるとは男前ですな。心意気は買いますが、実際にやるとなると一筋縄ではいかない気がします。ともあれ都が実施する新規開発やシステム刷新などではセキュリティ関連の予算が多くつくことが見込まれるので、関連業者さんにはビジネスチャンスかもしれません。事故を起こすと処分もきついでしょうけどね。

国のIT事業に対する投資は以前に比べて落ち着きをみせていますが、「セキュリティ」については研究開発などが今でも盛んです。今のIT事業には「セキュリティ」を絡ませるのが一つのポイントかもしれません。

行政でセキュリティについての意識が高いのは大いに結構だと思います。この調子で法律や条令などを整備していってもらうのはいいですが、他面、本当に有益なセキュリティシステムをつくっていただきたいとも思います。

そのためには、行政内で見識の高い人材が必要だと思います。大学の教授を顧問に迎えるのも結構な話ですが、最新の研究と現場のニーズが合わないこともままあるので(実際、行政の仕事をしてみるとそこのギャップに悩まされることが多いです)現場の業務を熟知している方で、システム、セキュリティの見識が高い人材が必要だと思います。

以前、画期的なセキュリティシステムを開発している会社の社長さんとお話をしたときに、そこまで画期的なしくみなら、政府とかに提案したらすごい売れるんじゃないですか?と聞いたら「ぜんぜん売れないです。説明しても仕様やメリットを理解してくれる担当さんがいないんですよ。」みたいなことをおっしゃってました。

どれだけ優秀なハードウェアやソフトウェア、それを組み合わせたシステムが存在しても、それを有用と考え、適切に導入できる見識がなければ活用はできません。そういう意味で本当にセキュリティ対策、IT刷新などを進めるのであれば人材育成、登用にも力をいれるべきですね。東京都も今後の刷新で「よくわかんないから、大手企業に丸投げ」みたいなことはしてほしくないものです。

ちなみに、大阪府のサイトで「情報セキュリティポリシー」を検索してみると、記事がいろいろ出てきましたがそのものの資料は出てきませんでした。平成14年に施行しているみたいです。そろそろ更新を考えたほうがいいかもしれませんな。

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2006年9月14日 (木)

玄箱 - Apacheをインストールしてみる

しばらく玄箱関係やってなかったですね。
ちょっとベタなんですがApacheのインストールをやってみましょう。

まず、普通にaptでインストールします。

---
# aptitude install apache
---

まあ、これでLAN内で使うWEBサーバーとしては普通に動きます。
外部公開用のWEBサーバーにしたい場合は、/etc/httpd.confのServerAdminやServerNameを変更する必要があります。あと、PerlやPHPなどのCGIを利用する場合にもディレクトリエイリアスの設定等が必要ですが、それらは他のサイトに丁寧に書かれた情報がたくさんありますので、そちらを参考にしてください。

これで終わりだなあと思っていたところ、ある日試みにcharsetをutf8にしたHTMLをアップロードして表示してみたところ、見事に文字化けしました。なんでかなあと思っていろいろ調べてみましたが、結局よくわからずじまい。ともかく、UTF-8のサイトくらい表示してもらわないと困るので解決方法を探した結果、mod_html_metaというapacheモジュールがあることがわかりました。

mod_html_metaはHTMLのmeta要素のhttp-equiv属性を解釈し、文字コードをセットするモジュールのようです。これは、WEBサーバとしては当たり前の機能だとばかり思ってたんですが、実際はWEBサーバがそのような振る舞いをしなくてはならないという規定はないそうです。

じゃあとりあえずこれをインストールすればいいのかな。ということでやってみました。
まず、モジュールのmakeにはapxsが必要なのでapache-devをインストールします。

---
# aptitude install apache-dev
---

次に、mod_html_charsetを配布サイトからダウンロードして展開します。

---
# wget http://www.yoshidam.net/mod_xml_charset-0.2.1.tar.gz
# tar xzvf mod_xml_charset-0.2.1.tar.gz
---

展開すると、apache1.3とapache2.0というディレクトリができます。ここではapache1.3系なのでapache1.3ディレクトリに移動します。

---
# cd apache1.3
---

apxsをつかって、モジュールをビルド&インストールします。

---
# /usr/bin/apxs -c mod_html_meta.c
# /usr/bin/apxs -i -a mod_html_meta.so
---

httpd.confを修正します。

---
# vi /etc/apache/httpd.conf
---

apxsによって、mod_html_meta関連の設定が追加されています。その、

AddModule mod_html_meta.c

という記述の下に以下を追加します。

===
<IfModule mod_html_meta.c>
     HTMLMeta on
     AddHTMLMeta html
</IfModule>

===

/usr/lib/apache/1.3/900mod_html_meta.info を作成します。

---
# touch /usr/lib/apache/1.3/900mod_html_meta.info
# vi /usr/lib/apache/1.3/900mod_html_meta.info
---

内容を以下のようにします。

===
LoadModule: html_meta_module /usr/lib/apache/1.3/mod_html_meta.so
===

Apacheを再起動します。

---
# /etc/init.d/apache restart
---

これで、再度UTF-8のページにアクセスしたところ、正常に表示されました。

さて、これでDynamic DNSでも使えば外部にもホームページが公開できてしまうわけですね。もちろんセキュリティには十分配慮する必要がありますが、玄箱+HDDの約3万円程度でサーバーが立てれるというのはとてもありがたい話です。しかも、レンタルサーバではできない機能も実装し放題なんですよね。いい世の中になりましたなあ。

さて、そんなわけで次回からいろいろ趣味の開発向けのものを入れて行きましょう。
MySQLでも入れてみたいと思います。

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2006年9月13日 (水)

じゃがいもをたくさん買った

最近は夕飯はほとんど自炊です。節約節約。
数ヶ月前まではほとんどが外食だったんですが、自炊に慣れてくると外食の値段が恐ろしく高いものに思えてきます。ランチセットとかでも高いなと思えてきましたよ最近。

昨日近くのスーパーで「今日は何にしようかしらねぇ」と主婦っぽく徘徊していましたら、じゃがいもがたくさん積んでありました。一袋100円。
まあ、安いわねと思いつい二袋も買って帰宅しました。そういえばもうそろそろじゃがいものおいしい季節なんですね。

さて、男爵いもなので煮て食わねばなるまいと思いましたが、茹でるのが少々めんどくさかったです。ウチは一口コンロなので茹でてしまうとあと火にかける料理が作りにくいんです。なので、皿に少し水を入れてじゃがいもを入れ、レンジでチンすることにしました。

だいたい3分くらいで茹で上がります。さすが電子レンジ様ですね。
茹でた後、どうしようと考えましたが遅く帰宅してめんどくさい気分満載だったので皮をむいてバターを溶かし完成としました。じゃがバター。シンプルなくせに大変おいしいじゃがいも料理だと思っています。

それで昨日はじゃがいも4つを消費したんですが、今日もまだまだたくさんあるので今日もじゃがいも料理決定です。しかし、考えてみればじゃがいもメインでそんなにレパートリーがないなと思って、最近何でも頼りにしているWikipediaで芋料理を検索してみました。

おー、世界にはいろいろな料理があるんですねえ。
クニッシュだのクネーデルだの芋を連想できないような名前もあります。興味にまかせていろいろ見ていましたが、ひとつ気付いたことが。欧米のポテト料理は多くがマッシュポテトをベースにしているようです。

マッシュポテトは欧米では一般的な調理法のようですね。ボクには釣りの餌のイメージしかないんですがw いわゆるポテトコロッケの揚げる前みたいなもんですね。しかし簡単で栄養もありそうな感じ。ペースト状なのでたくさん食べられそうですな。

というわけで、今日はマッシュポテトを作ってみることにしました。あとはタイムセールでなんか惣菜を買えば夕食になるはず。
牛乳も買って帰ろう。

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2006年9月11日 (月)

国産野菜リバイバル!?

スーパーの野菜調達、中国以外を拡大・残留農薬規制強化で

先週末に大阪で偉い方々がお集まりになる会合に参加させていただく機会を得まして、いろいろお話を聞いてまいりました。なかなか普段聞けない話だったのでとても勉強になったのと同時に、普段お会いできないような方々と名刺交換させていただき、恐縮ばかりの数時間でした。「仕事ください!なんでもやりますよって!!」と売り込めればよかったんでしょうが、周りの雰囲気に呑まれて思うようにできませんで、自分もまだまだペーペーだなあと思い知った次第。

しかも、今日、その名刺交換いただいた方から仕事の問い合わせのお電話をいただき、「ホームページ拝見したんですが、まだ作成中なんですねえ。」と早速痛いところを突かれました(^^;ほんまはよ自分のホームページつくらないと。。。

まあ、そんなわけでサイトに何書いたらいいんだろうなあと思いつつ、今日もブログを更新しております。

さて、上の記事ですが、最近農業関連の案件を受けていることもあって、こういう記事に敏感になってきています。残留農薬のポジティブリスト制度というのは、農産物の残留農薬について、その農産物に規定されていない農薬がわずかでも(0.01ppmを超えて)検出された場合には、食品衛生法違反となる、という制度です。

この制度は平成18年5月から施行されていて、それ以前の制度では規定外農薬については基準値が設定されていませんでした。つまり、規定外農薬が何百ppmかかっていようと違法にはならなかった、いわゆる「ネガティブリスト」だったわけです。これが今回改正されて、規定外農薬の基準値が全て0.01ppmに設定されたわけですね。

なんや~ええことやないか。と思えますが、実はこれは流通業界にも農産業界にとっても大変なことなんです。

何が大変なのかというと、まずこれに違反した場合は一定期間の出荷停止などの措置がとられます。これは生産者にとって大きなダメージですが、それを販売した小売店などにも損失となります。それに、出荷停止後も大きく信用を損なうため、実質一度違反した農家は今後市場に農産物を出荷できない可能性も考えられます。今回の改正でそのようなリスクが極めて身近になったということがいえます。

さらに、この制度で言う0.01ppmというのは相当やっかいな数字です。ppmは農産物あたりの農薬の量の限度を表す単位で、0.01ppmというのは、農産物の重量あたり1億分の1という意味になります。つまり、カボチャ1kgあたり0.01mgというわずかな量が検出されただけでアウトということです。

それだったらカボチャに規定されている農薬だけマジメに使えばいいやん。と言われるかもしれませんが、そう簡単ではないのです。通常、畑ではいろいろな作物が区分けして栽培されているわけですが、それらに使う肥料も農薬も様々あります。このような状況では、例えば、カボチャのとなりで白菜をつくっていて、白菜の農薬が風に流れてカボチャにかかってしまう、ということも珍しいことではありません。

このような飛散(ドリフト)の場合であっても残留農薬として検知された場合は違反となります。そう考えると、生産者は農薬の取り扱いに今まで以上に慎重にならないといけません。たった一回の不注意で今後一切の作物を作れなくなる状況に追い込まれるかもしれないからです。

生産者に対しては、JAなどが各地で残留農薬についての講習会を開催するなどして注意を呼びかけているようですが、実際の農作業で完璧にこのルールを守るためには、相当の設備投資なり技術なりが必要になってくると思います。先の記事のように制度改正によって、国産野菜が見直されてくるのはいいことですが、生産者に対するケアサポートも同時に進行させていかないと、生産者が苦しい思いをするだけになってしまうかもしれないので、心配です。

ITコンサルとしては、このようなケースにITが活用できないかと考えるところですね。こういう精密な局面にこそコンピュータを駆使することにメリットがあるように思います。が、まだ具体的なアイデアが湧きませんw

まあ、もしかしたら風呂にはいってるときにでも思いつくかもしれませんというところで、今日はこのへんで。

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2006年9月 8日 (金)

今日のテーマはインド

先日、インドからメールが届きまして、友達がインドに旅行に行った際に知り合った方と結婚したと、その結婚式の写真などが送られてきました。
いや、大変めでたい。心からお祝い申し上げます。

インドといえば文化的にもIT的にも興味津々の国でして、一度「視察」と称して行ってみたいところです。インドといえばなんですかね?IT大国、辛い、ヨガ、バクシーシってところでしょうか。

数年前にはソフトウェアのアウトソーシングといえばインド。2003年あたりではソフトウェア生産力は世界一だったような気がします。主な発注国がアメリカ・ヨーロッパ。日本からの発注はそれほど多くないということを当時聞いた覚えがあります。インドは英語圏ですので、英語の仕様書でOKだったんですよね。対して日本語の仕様書は中国が読んでくれてました。だから日本のアウトソーシング先は主に中国だったんですね。大企業に出向してたときは、ボクもよく中国に設計書持って行ってましたよ。

そんなソフトウェアで発展した国なんでなんとなく国内インフラも進んでるんだろうなあと想像していましたが、それほどではないようです。インドの通信事情を以前書きましたが、国内ではまだまだインフラ整備がこれからのようです。そもそも一日一回くらいは大規模停電するようなところですから、通信インフラとか以前の問題ですよね。庶民のレベルでは、電気や電話回線なんかは隣のビルから勝手に拝借したりするのがけっこう常識的なようで、こういうところも日本とはずいぶん違います。この辺の事情は短絡的に「遅れている」と解釈するよりは、「これから独特の急発展をみせるかも!?」と解釈したほうが楽しそうですね。

インドの辛い料理といえばそりゃあカレーでしょう。ボクは辛いものはあまり得意じゃないんですが、カレーは好きです。インド料理屋のカレーいいですよね。ほうれん草のカレーとか好きですよ。ナンにつけて。お肉はマトンだとなおいいです。東天満にインドタイガーというお店があって、その辺で働いてたときによく行ってました。ランチも安めでなかなかおいしかったです。他にもおいしいお店はあるんだけど、ナイショということでw

ヨガ、少しばかり太極拳の心得があるボクとしてはやってみたいものです。ヨガも太極拳も筋肉をやわらかくしたり、身体の内部を意識して動かしていくという点で共通点が多いと思います。まあ最近は運動不足気味なので余計なこと考えずに太極拳やれって感じなんですが。

バクシーシ、なぜかインドと聞いて一番最初に思い浮かぶ言葉がこれ。次に挨拶の「ナマステ」ですかね。インドに旅行に言った人からはかなりこの言葉を聞きます。バクシーシとは「お金恵んで」という意味で、インドの道を歩いているとひたすら声をかけられるそうです。そんなにインドは貧民が多いのか。と思いましたが、調べてみると単にそういうことではないみたいです。

バクシーシとは「喜捨」という意味があるそうです。喜捨は仏教の教えで、他人に施しをすることで功徳を得るということらしいです。布施とかといっしょなんでしょうかね。同様の考え方がイスラム教にもあり、イスラム世界では「乞食」はれっきとした職業になっています。イスラム世界では喜捨は半ば義務的なものであり、乞食も組織的に管理しないと混乱するみたいです。文化の違いを感じますね。

同じようにインドでもバクシーシは非社会的なことではなく、文化慣習において一般常識なのかもしれません。いろいろな国を歩くとき、そのベースとなる価値観や感覚を持って歩くと風景が違って見えたりするので、こういう勉強もひとつ大切なことなのかもしれません。

ちなみに、「ナマステ」とはナマス(帰依)テー(あなた)と訳され「あなたの心の中の神様に帰依します」という意味だそうです。とても意味深ですね。「インドでは両手を合わせてナマステーと挨拶するんだよ~」と教えてもらいましたが、とてもそんな気軽なものには見えません。実際にインド人同士でこのような挨拶をすることはほとんどないんだとか。

気軽にナマステーなんて友達に言うと、日本語では「平素より大変お世話になっておりまして心より感謝申し上げております云々・・・」などと切り出すイメージでしょうか。まあ外国人だからこそ大目に見れるという感じでしょうかね。

そんなことを書いていると、なんとなくあま~いチャイが飲みたくなってきました。
牛乳買って帰ろうかな。

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2006年9月 5日 (火)

こんどはYahoo!ウィジェット

ヤフー、デスクトップツール「Yahoo!ウィジェット」を提供

先日Googleデスクトップのガジェットを作ったばかりですが、今度はヤフーですか。ネットのパワーある企業がローカルソフトに進出してきていますねえ。

いつものように、この辺の流れの行方を空想するのも楽しいんですが、Googleデスクトップのガジェットを作成した手前、こちらの開発にも興味があります。んで、さっそく開発リファレンスを見てみましたが、PDFで250ページもある!なんだか気合が違いますね。

ざっと読んだ感じでは、GoogleガジェットよりはXMLタグが豊富な印象を受けました。タグレベルでけっこういろんなことが定義できそうな感じです。JavaScriptはかなりカスタマイズされている模様。GoogleのほうはWSHに関数を追加という感じでしたが、ヤフーのほうはかなりエンジンに依存した言語使用になっているみたいです。

ぱっと見では、Yahoo!ウィジェットのほうがビギナー向けだと思います。チュートリアルもあって親切だし言語的なテクニックよりもJava言語とかみたいな「関数覚えるベース」で開発ができそうだからです。まあ、どちらにせよJavaScriptの基礎的な知識は必須ですが。

どっちがパワフルなアプリを作成できるかという点では、system系の関数プロパティが豊富なヤフーのほうかもしれません。リファレンスナナメ読みなんでアレなんですが、iTunesオブジェクトなんてツボなものもあります。iTunesウィジェットなんかすぐ作れそうですね。あと、ちょっと驚いたのはUnixシェルコマンドの一部をサポートしています。MacOSX版のほうではシステムレベルでアクセスできてもおかしくないですが、Windowsでも同じようなことができるようls cat tailなどがエンジンに含まれているようです。なかなか興味深い仕様ですね。

実装されている機能をフル活用すれば、Yahoo!ウィジェットのほうが高機能なアプリを作成することができそうです。ただ、デスクトップ上の小さなアプリにどれだけの機能を盛り込むねん、ということも言えるので機能バブルであればいいというわけではありません。ウィジェットなんかは「コンパクトで必要最低限で使いやすい」が大事なので、高機能のみ追求せず、インターフェースなどの設計をうまくやるべきだと思います。

さて、Yahoo!ウィジェットもなんか作ってみるかなあ?
今のとこアイデアがないですが、リファレンスをよく読んでひらめいたらなんかやってみます。

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2006年9月 4日 (月)

仮想化技術の活用形

経産省が仮想マシン開発へ,XenをベースにID統一管理で異種OSを統合

ここ最近IBMなんかの大企業や政府の研究機関などでは仮想化技術が盛り上がってるみたいですね。やはりオープンソースの仮想化ソフトXenの登場がかなりのインパクトだったんだと思いますが、ここまでさかんに研究しようという動きがあるのは、やはり「セキュリティ」なんでしょう。

昔から予算提案で大きな額を取ろうかと思ったら「セキュリティ」というキーワードが欠かせません。国の動きとしてはもうそろそろITに対する予算はつきづらくなってくる頃でしょう。そこでなんとか研究開発費を工面しようかと思ったらやっぱり「セキュリティ」を意識した研究が大事になるんでしょう。研究所のみなさんも、予算が取りやすい研究事業を考えるのは大変だと思います。いや、皮肉ではなくてね。大きな意味ではこういうふうに時代を牽引するような研究プロジェクトを積み重ねてITの勢いを絶やさないようにすることは、我々の商売にも大きく関わると思います。研究職の皆さんもいろいろと大変だとは思いますが、がんばってもらいたいものです。

さて、それはさておき仮想化技術はビジネス用途としてどう使われていくんでしょうね?そもそもエンドユーザーにとって仮想化技術はどういったメリットが考えられるんでしょうか?ぱっと思いつく範囲でいえば、「一つのハードで複数のOSが起動できる」→「違うOSのいろんな機能やアプリケーションが使える」でしょうか。

一昔前、といっても最近ですが、WindowsとMacが同じハードで走ったら・・・という要望は少ないながらも強くあったように思います。OrangePCなんて高価だったけどマジでほしかったです。当時は画像・音楽系のソフトといえばMacが断然強かったからMacじゃないとできない。けど、Mac買うお金もスペースもない・・・そういうユーザーはボクだけではなかったはずです。当時はBootCampなんて夢にも思ってませんでした。

仮想化技術によって、この問題は一気にクリアだ!
と言いたいのは山々ですが、そうなんでしょうか?確かにそういう使い方もできるとは思いますが、なんか違うと思います。現実にMacではBootCampができるようになったし、仕事や遊びで使う主要なソフトウェアはWindowsとMac両方でリリースされる時代になっています。このような現状で、エンドユーザーが複数のOSを持つメリットは薄いように思います。ボクみたいな一部のマニアを除いてはw

じゃあこれらの技術はどこに向かうんでしょうか。エンドユーザークライアントでなければ、サーバー用途というのが一つ考えられます。サーバの仮想化技術とビジネス展開の可能性にあるようなホスティングの管理面やセキュリティ面でこの技術が活かされる機会は増えてくるんじゃないでしょうか。エンドユーザー向けのソフトウェアは先に書いたとおり、主要なOSでほぼ同じものがリリースされるようになりましたが、サーバーソフトウェアはまだそのような状態にありません。特にLinuxとWindowsではサービスとして力を入れる部分が異なっているため、実装される機能自体が異なっています。

システム開発では、それらの機能を複雑に組み合わせるケースもあり、そのような場合では通常Linuxサーバ機とWindowsサーバ機を別々に用意する必要があります。そのためハードウェアコストが2倍3倍とかかることもあります。これを仮想化によって一つのハードウェアに収めることができれば、ハードウェアのコストを削減できますね。

多面、ホスティングサービスも新たな展開が考えられます。最近のウェブサービスはデータベースやJSP、Pythonなどといったパワフルな言語環境を利用するものが増え、従来のウェブホスティングサービスが提供するCGIやPHPなどの環境では十分に構築できなくなってきているようです。特にJSPなどJavaを使えるホスティングサービスの要望は以前から要望が強いですね。

このような要望にも仮想OSで対応することは可能だと思います。特にLinuxサーバーではカーネル2.6から実装されているUser Mode Linuxを利用すれば比較的手軽なサーバーホスティングが実現できるように思います。まあ本格的にやろうと思えば十分な能力を持ったハードウェアが必要ですが、ウェブホスティングもだいぶ伸び悩んでいることですし、ひとつ面白い事業かもしれません。

他にもまだ考えればいろいろなことができそうに思えてきましたが、眠くなってきたので今日はここまでにしておきます。またなんかひらめいたら書こうかなあ。

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2006年9月 3日 (日)

Skype無線LAN携帯端末が発売のはこび

一昨日Skype端末について書いたばかりですが、ロジテックからSkype専用無線LAN携帯端末が発売されるそうです。価格は25,100円。音声専用の端末としてはちょっと高いイメージがありますが、これで電話代がタダになるなら安いかも。仕事でもプライベートでも普通にスカイプよ~って人にはいいんじゃないでしょうか。

新しもの好きとしては衝動的にほしい!と思ってしまいますが、頭を冷やすと今のところそんなにスカイプで話す人も多くないし、今の使用頻度で2万円以上は割に合わないところ。周りにもっとスカイプが浸透したら考えたいです。ついつい長電話してしまう友達とかにもっとスカイプを布教するのが先ですね。

あと、細かいところの使い勝手をちゃんと把握してから判断したいところ。アクセスポイントを新規設定するときの入力インターフェースがややこしかったりすると、けっこうストレスになると思います。無線暗号化にはWEPだけでなくWPA-PSKにも対応しているとのことですが、暗号キーなんかもプッシュボタンで入力するはず。出先に持ち歩く場合は、新規のアクセスポイントをけっこう頻繁に設定することになると思うので、それが妙にややこしかったりすると使う気がなくなったりすると思うので、その辺をちゃんと見たいものです。

そういうのもあったりで、発売後の動向を見守りたいところ。
しかし、パソコンを使わずに手軽にスカイプできるってのは大変魅力だと思います。無線LANさえあればどこでも気兼ねなく長電話ってのはいいですよ。女子高生にもおススメかもと一瞬思いましたが、無線LANとかそういうのはややこしいですよね。やっぱりウィルコムが一番か。

そういえば、Skypeってウィルコムとかぶりますよね市場的に。そのへんはどうすみわけて行くのかって事も面白そうです。

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2006年9月 1日 (金)

Skypeがノッてきた

コンピュータの要らない「Skype」電話が登場

やっぱSkypeは便利ですね。いっしょに仕事してる企業さんとかお客さんとかでも最近Skypeでやりとりすることが多くなってきました。外出するときにはヘッドセットを忘れてはいけません。こないだうっかりヘッドセットを忘れて知り合いの会社に行ったとき、Skypeがかかってきて慌ててたらとなりのSEさんがにっこり笑ってヘッドセットを貸してくれました。「最近これがないとダメですよねぇ。」なんて話たりしましたよ。

記事の製品はWi-Fiがなくてもかけれると書いてありますが、どんな製品なんでしょうね?以前無線LANでSkypeできる携帯端末なんて発表されてましたが、そっちはどうなってるんでしょう?早く発売されてほしいです。

正直Skypeがこんなに早く発展するとは思ってなかったですが、これは少なからずモバイル市場を牽引する要素になると思います。シャープのW-ZERO3なんかはSkypeに特化したほうが理想的に進化するんじゃないでしょうか。っていうかそんなのほしいな。

早かったら今年の秋とかSkype関連の製品が出てくるかもしれないですね。
ちょっとチェックが必要です。

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