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2006年8月23日 (水)

玄箱 - カーネル2.6にしてみる

玄箱Debianはカーネル2.4なんで2.6にしたいところなんですが、普通の方法ではカーネルアップデートはできません。
でもその方法を編み出している方がいらっしゃいます。ほんとすごい人たちですよねえ。

ここでは、http://www.genbako.com/install-new-kernel.sjis.txtの方法に従ってカーネルを2.6にしてみます。カーネル2.6にするにはsargeが必須です。玄箱 - sargeにアップデートしてみるとか参考にしてsargeにしてください。

まずは、wgetでカーネルイメージとモジュールをダウンロードしましょう。

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# wget http://www.genbako.com/kernelimage-2.6.18-rc2-kuroHG.tgz
# wget http://www.genbako.com/modules-2.6.18-rc2-kuroHG.tgz
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玄箱と玄箱HGのイメージが違うので注意してください。
ここではHGのやつをダウンロードしています。
2.6.18-rc2は現時点で最新バージョンです。

次に/bootに移動します。

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# cd /boot
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ここでカーネルイメージを展開します。

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# tar xzvf /home/user1/kernelimage-2.6.18-rc2-kuroHG.tgz
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再起動します。

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# reboot
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再起動後接続すると、カーネルバージョンが以下のようになっていることを確認します。

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Linux ATOLL 2.6.18-rc2-kuroboxHG #10 Fri Jul 21 21:21:35 JST 2006 ppc GNU/Linux
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module-init-toolsをインストールします。

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# aptitude install module-init-tools
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/lib/modulesに移動して、カーネルモジュールを展開します。

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# cd /lib/modules
# tar xzvf /home/user1/modules-2.6.18-rc2-kuroHG.tgz
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depmodを実行します。

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# depmod -a
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これでカーネル2.6完了です。
イメージを展開するだけなんで簡単ですよねえ。ありがたやありがたや。

次回から玄箱をサーバ用途で使うための構築方法を紹介できたらいいなあくらいに思ってます。

[以下はatab0uさんのコメントをうけて2006.10.3に追記しました]

カーネル2.6化後の玄箱では、EM化するための例のコマンド

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# echo -n "NGNG" > /dev/fl3
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は効かなくなるようです。(atab0uさんご指摘ありがとうございます)
いろいろ調べた結果玄箱の覚書さんに手法が掲載されていましたので、参考に実証してみました。(実証環境は本記事で導入したカーネル2.6.18-rc2です)

カーネル2.6化後のEM化は以下のコマンドになります。

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# echo -n "NGNG" > /dev/mtdblock2
# reboot
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いつものことですがDHCPのないネットワークでEMモードになった場合、IPアドレスは192.168.11.150などになっていることがありますので注意しましょう。

どうしてもIPアドレスが探れない場合は、玄箱のファームアップデートソフトを起動するとEMモードの自動検出が行われてIPがわかるかもしれません。

EMからの復旧は以下のコマンドになります。

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# echo -n "OKOK" > /dev/mtdblock2  
# echo -n "OKOK" > /dev/fl3
# reboot
---

EM化コマンドでは意識がなかったんですが、/dev/fl3もいつのまにかNGNGになってたので/dev/mtdblock2への書き込みだけでなく、/dev/fl3への書き込みも必要でした。

rebootコマンド発行後、ハードディスクはスピンダウンしますが、Powerランプが点滅したままで電源がうまく落ちないことがあります。
その場合は、電源長押しやコンセントを抜くなどして落としましょう。

また、玄箱の覚書さんのサイトに紹介されている「リセットボタンを押しながら電源を入れるとLEDが全て点滅してEMモードになる」という手法も試してみましたが、ボクの環境ではLEDは点滅しましたがうまくEMになりませんでした。こちらは環境によって微妙なのかもしれませんね。

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コメント

はじめまして、こんにちわ。
最近玄箱HGをいじりだした者なので、記事を参考にしまくっています。
とてもわかりやすく、大体が記事の参照元よりも具体的で助かっています。

ところでこちらのカーネル2.6系へのアップグレードですが、
自分もやってみたところ、このやり方だとEMモードに入ることができなくなりますね。
まあ普段はいいんですが、自分はまだ頻繁に入れ直して見たりしている状況なのでちょっと困ります。
なんかいい打開策はないんでしょうかね~?

投稿: atab0u | 2006年10月 3日 (火) 19時22分

atab0uさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
なるほど、カーネル2.6環境下ではEMモードを試行していなかったので気づいていませんでした。
ご指摘をうけていろいろ調べまして、実証結果を記事に追記させていただきましたので、お試しください。
記事を参考にしていただいて、とてもうれしいです。
玄箱については、今後もいろいろやっていきたいのでよろしくお願いします。

投稿: rihi | 2006年10月 3日 (火) 23時16分

素早い返信ありがとうございました。

自分の環境でも背面ボタン+正面ボタンではLEDは点滅するもののEMモードにはなりませんでした。
そこで自分はSUSEがインストールしてある母艦につなぎ直してバックアップをとっていました。
なんていう手間を^^;

これからは素直にEMモードに入ってtarでバックアップが取れます。
本当にありがとうございました。
組み込みLinuxの不揮発ROMは本当によくわからないですね~。

投稿: atab0u | 2006年10月 4日 (水) 22時58分

リセットボタンの動作が参照したサイトと違うのはカーネルのバージョンのせいなんでしょうかね?まあ、よくわからないのでご愛嬌ということにしておきましょうw

EMでバックアップをとるのは便利ですね。なるほど参考になりました^^
組み込みはたしかにややこしいですが、EMがバックグラウンドにあるおかげでHDD内のDebianを安心していじり倒せるというのはとてもメリットがあると思います。Xenなどの仮想化技術も然りですが、今後こういう仕組みがOS周りの主流になってくるのかもしれませんね。

投稿: rihi | 2006年10月 5日 (木) 23時57分

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