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2006年7月21日 (金)

ウェブサイトの公共性

Google、視覚障害者のための検索サービス公開

こういうサービスはもっともっとリリースされるべきだと思いますよ。WEB界で常にトップを走ってるGoogleがこういう姿勢をみせると少なからず各方面に影響があるので、視覚障害者に配慮したサイトが増えてくるといいですね。

以前、ある自治体の情報公開サイトを構築したときに、視聴覚障害者でもサイトが閲覧できるしくみというのを検討した経験があるので、サイト制作の仕事のときはある程度そこんとこも考慮するクセが身につきました。まあ、そうは言っても簡単なことではなくて、デザインを取ると配慮がおろそかになるし、配慮しすぎるとデザインがダサくなるし。常にバランスを考えながらやらないといけないので、普通にキレイなサイトをデザインするのの何倍も苦労します。

最近は、DreamweaverなんかのツールでもAltの入力を催促してくれるようになったりして、あまり意識しなくてもある程度ユーザビリティの高いサイトを作れるようになったと思います。しかし、いくらツールの性能がよくても、WEBデザイナーやプロデューサーがユーザビリティに対する配慮に欠けている場合は無意味です。サイトのコンセプトなどによってもどの程度配慮するかは変わってきますが、全く配慮がない、というのは問題ですよね。けっこう多いですよ。そういう人。

例えば、病院や市役所などといった公共性の高いサイトには、美麗なデザインよりユーザビリティのほうを優先しないとダメでしょう。老若男女、障害者健常者問わずサイトにアクセスしますもんね。そういうサイトはまず、メニューやボタンの配置などわかりやすいインターフェースが必須、音声読み上げでもある程度精度の高さが求められます。

「いや、そんなこと言うてもお客さんはそんなん関心ありませんやん。『そんなのどうでもええから、カッコええやつ作れや~』って言われるもん。」それはそのとおり。(*1)
しかし、そんなことを恐れて諦めていてはいいサイトが作れないのは事実。お客の要望をそのまま反映するだけの作業であれば、専門学校卒業すれば誰だってできます。WEBデザインのプロを自認したいのであれば、プロの観点からお客さんに意見を申し上げるくらいのことは当然じゃない?なんて思うんですけどね。

このGoogle Accessible Searchなんかはお客さんに「これに対してのSEO対策でっせ!視聴覚障害者の方々にサイトのいい評価を得られまんがな!」なんてアピールに使えるかもしれません。あー、それいいなあ。まじで使おう。

地味かもしれませんが、こういう配慮のあるサイトの制作者って地味に関心できるのもプロの眼。AjaxやXHTMLなんてキーワードも魅力的ですけどね。サイト制作に一歩長じるのであればこういうことの配慮も怠るべきではないと思います。

(*1) 大阪では特にひどいですねえ。

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